捨てられない症候群+物が多い=ゴミ屋敷
物が多すぎるゴミ屋敷予備軍の義実家の片付けをしたことで気がついたことがあります。
それは大きく分けて3つありました。
自分の発想には無いことばかりなのでとても驚きましたよ…
セールや安売りで今いらないものまで買ってしまう
はじめに気がついたこと。それは、使っていない新品の物がとても多いということでした。
これは主に義母の買い物の癖が原因のようでした。
大量の新品の服
値札つきの服や靴がいくつも出てきました。一番古いものは昭和40年代くらいのものでした。
それも、セールで安くなり値段が書き換えてあるものがほとんど。
安いからといって、セールや安売りで今いらないものまで買ってしまうという習慣があったようなのです。
同じデザインの色違いのトレーナーが3つも出てきた時は戦慄しました…。
しかも新品で。しかしデザインは古くさ過ぎてもう着られない。
これはもう、お金をどぶに捨て続けているのと同じです。
収納グッズの予備がある
そして次は、収納グッズがとても多いということでした。
物が溢れた家なので、当然そこにある物を収めるために収納グッズも多くなる訳なのですが、物の量以上に収納グッズがあるのです。
しまう場所が無くなると困るから、収納グッズをあらかじめ用意しておきたいとの発想なのでしょうか?
私には考えられないことでしたので、とても驚きました。
- 衣装ケース
- カラーボックス
- ランドリーかご
- ハンガーラック
これらのものが予備用のつもりなのか、新品の状態でいくつも出てきました。
もちろんセールの札つきです。
衣装ケースの中の新品の服はその都度着るようにしておけば余分な収納などは必要ありませんし、予備の収納グッズのせいでさらに空間が狭くなるのです。
ほんとうに本末転倒、支離滅裂な行為だと感じました。
なんでも貰う「モッタイナイ」
儀実家の片付けで感じたふたつめは、やたらと家具が多いということでした。
どうやらそれは、人からもらってくるようなのでした…。
「モッタイナイ」と言って。
これはおそらくほとんどが義父の仕業のようでした。
2階に下駄箱の衝撃
なぜか2階なのにも係わらず、下駄箱などが置かれているんです。
これは25年前に人から譲ってもらったそうなのですが、まぁまぁ高級そうなものでした。
買ったばかりだけど引っ越すことになり、次の家では作り付けのシューズクローゼットがあるということで
「処分するのだけど、まだ使えるので要らないか?」
そう聞かれて貰ったのだそう。
普通の感覚であれば、今使っているものと入れ替えると思うのですが、ごみ屋敷の住人は違います。
「今使っているものが壊れたときのために置いておこう」
いやいやいや!おかしいって!下駄箱なんてそうそう壊れないから!
そんな理由で家具を貰っては溜めておくのです。
家電などを買い替えても
「新しいものが壊れたら、古いものを出してきて使うかもしれない」
しかし、そんな機会は1度も訪れませんでした。
いや、もしかしたら
「壊れたので押し入れのアレを使おう」
と考えたことはあったかもしれない。
でもきっとこのたくさんの物をどけて出すことは出来なかったんじゃないかな?
そもそも物が多すぎて、その存在を忘れているに違いない。
壊れていても「捨てられない症候群」
もらってきては溜めておく心理は、壊れたものに関しても同じなのでしょうか。儀実家には壊れた家電も大量にありました。
すべてを動作確認することはしていないのですが、私が片付けをしていた段階で動かなかったものがいくつもありました。
壊れたまま仕舞っていたのか、保管している間に壊れたのかは不明ですが、とにかくゴミと化した家電が大量にあるのでした。
高齢者の家の押し入れの中はタイムトラベル
2階の押し入れの中身は主に壊れた家電でした。
奥の方から古くて壊れたものが入っていて、手前の方は比較的使えそうなものが入っています。
ストーブだけで5つ、扇風機が7つ、ラジカセ、ガスコンロ、年代物の炊飯ジャー4つが入っていて、その隙間にも細かい物がたくさん詰めこまれていました。
テトリスか?と思うくらいに無駄に隙間収納の才能があるやん!
4つある押し入れの中にはまだ使えるものが入っている場合もありました。
いや、でもその扉の前に衣装ケースが積み上がっているので、その時点で使えないのだけども。
ガレージには壊れたバイクとパンクした自転車が計5台
壊れたものは、家の外にもありました。
玄関すぐ横のガレージに自転車が5台停めてありました。うち、3台はパンクやなにかで壊れていたり、とにかく全く乗っていないものです。
2台は義父と義母が乗っていました。
とにかく、住人よりもはるかに数の多い自転車がほこりをかぶって置いてあるのです。
自転車だけでなく、バイクも3台ありました。
うち、乗っているのは1台です。
処分にお金がかかるものなので先延ばしにしていてこうなったようなのです。
ビールの空き缶の山!
玄関には、ビールの空き缶も積み上げてありました。
家に置いておくとゴキブリが寄ってくるという理由で外に置いておくのはいいのですが、たびたびゴミの日に出すのを忘れるんです。
このように、家の顔である玄関から丸見えの場所に、ガラクタが積みあがっているんです。
恥ずかしくないのでしょうか?
ほんとうに私からは考えられないような事ばかりです。
「捨てられない症候群」という病に侵されているとしか思えません。
こんな風に、儀実家の片づけをしていて、ゴミ屋敷予備軍の住人にはいくつかの特徴があると感じられました。
- セールや安売りで今いらないものまで買ってしまう
- なんでも貰う「モッタイナイ」
- 壊れたものすら捨てられない
自分はこのようなことにならないように、常にこのことを心に留めておきたいと思います。
片づけ関連でよく読まれている記事