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「はだしのゲン」は何歳から?小学生になったら読ませたい戦争と原爆の本

小中学生に戦争と原爆について教えたいなら「はだしのゲン」が一番おすすめ

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「戦争と平和」について、親子で話をしたことはありますか?

今は、学校でも戦争関連の映画を見せたり、時間を設けて話し合ったりすることがあまりないようです。

そこで、母親である私が教えたいと考えたのですが、自分では経験していないことなのでどのように伝えるべきか…

悩んでいたところに、自分が子どもの頃に読んで衝撃を受けたこの作品を読ませてみるとにしたんです。

そう。

「はだしのゲン」です。

子どもが読んでどんな風だったか?

何歳からなら読ませても大丈夫か?

小学生、中学生のお子さんに、これから読ませようかと考えていらっしゃる方の参考になれば!

   

 

「はだしのゲン」作品紹介

はだしのゲンは、1973年に「少年ジャンプ」で連載スタート。

全10巻で完結。

広島の人々の姿を描いたこの作品は、原爆投下時の表現があまりにも残酷すぎると批判を受けたことも。

しかし、それは現実に起こったこと…。

「戦争と原爆」にまつわる歴史を子ども達に伝えたいなら一番のおすすめマンガだと思います。 

 

「はだしのゲン」ストーリー

戦中戦後の広島を舞台に、たくましく生きる少年ゲン。

しかし、ついに原爆投下の「あの日」がやってきた……。

家族を戦争やピカドンと呼ばれた原爆で奪われたゲンとその仲間である戦争孤児。

食料不足や、原爆症で苦しむ人々があふれる、戦後の混乱した世の中を生き抜くゲン達。

戦争に翻弄されながらも強くたくましく成長していく姿を描いた名作。

 

 

現代ではショッキングな内容の「はだしのゲン」は何才になったら子どもに読ませるか?

 現代では考えられないようなショッキングな場面や、過激な内容の多い「はだしのゲン」は何才になったら子どもに読ませるか?

うちの子供の場合は臆病なところがあったので、あまり小さいうちだとショックが大きすぎるといけないと思い、タイミングを考えていました。

結果的に読ませることになったのは、長男が中一、次男が小5の夏休みでした。

 

 

私の場合は自分自身が小学校3~4年で読んで、衝撃がすごすぎたという記憶がある。

恐ろしくて、不安で、夜寝られなくなった。

だから迷ったけど、そろそろ大丈夫かと思い、自分の子どもにも読ませてみた。

強烈だからこそ心に残ったし、曖昧な表現では伝わらないこともあると思っているから。

「はだしのゲン」を読んだ2人の息子の感想は

 

怖いけどすごい。知らなかったことだらけで読んでよかった(中一)

 

怖い!読むのやめる!あかん!読むのやめられない、やっぱ読む!(小五)

 

感想らしいことは表現力がなくて言えませんでしたが、どちらも心に響いているようでした。

普段はまったく本はおろかマンガもあまり読まない小5の次男が、わき目もふらずに前のめりになって読んでいた姿がとても印象的でした。

読ませてみてよかったです。

 

子どもに読ませるのは何歳から?

低年齢の子どもや、刺激に弱い子どもさんには「はだしのゲン」の表現は、衝撃が強すぎるかもしれません。

私自身は「はだしのゲン」を、小3~小4という低学年の頃に読んだのですが、あまりの衝撃と恐怖で、夜も眠れなくなりました。

振り返れば、もう少し成長してからの方が、受け止めやすかったかもしれません。

 

子どもに読ませるときに注意!残酷なシーンのあるページ

特に視覚的に残酷な表現のページが多数でてきますので、お子さんに見せても大丈夫かを事前にチェックする参考になさってください。

 

もっとも刺激の強い原爆投下直後の広島の様子

もっとも刺激の強い原爆投下直後の広島の様子を描いたページはこちらです。

まさに地獄絵図のような世界が1巻~2巻にまたがり、かなり長く描かれていますのでお子さんによっては配慮が必要かもしれません。

 

1巻 P250~P271

2巻 P2~P119

 

短いけれど強烈な原爆の回想シーン

この他にも、所々原爆の回想シーンや、戦争での残酷な場面は出てきます。

短いけれど、それぞれ強烈な場面です。

 

7巻 P56~P74

10巻 P132~P136

 

戦争や拷問の残酷な場面

 戦争での惨状や拷問での残酷な場面を描いてあるページです。

 

1巻 P107~P109 P180~P181 P195

5巻 P7~P12

7巻 P115~P117

8巻 P208~P209 P232~P233

10巻 P20

 

以上のページが特に子どもに見せる上で配慮が必要だと感じましたが、これ以外にも残酷な場面はあります。

でもそれは、戦争を伝えるためのマンガなので、ある程度は仕方ないかと思います。

 

子どもの喫煙や飲酒のシーン

さらに、現代では考えられないような戦争孤児の喫煙や飲酒の場面も出てきますが、こちらはトラウマになったり、恐怖に感じる種類のものではないので、読ませることに抵抗はありませんでした。

まずは子どもの感性にまかせることにしましたが、その部分については

「子どもが大人として生きるしか方法がなかった」

という理解をしてくれているようです。

 

 子どもに読ませたい「はだしのゲン」母の目線からの感想

人間が焼けただれた姿で歩き回り、眼球や腸が飛び出したりした場面が出てきます。

これは、実際にあった出来事を切りとって表現してあるので

「過去の日本では、こういうことがあった」

「広島の原爆とはこのような残酷なものだ」

ということを

「知ることができる」

ということが重要だと思っています。

原爆症で苦しむ人や、戦争孤児の生活など、現代に生きていては想像もできないことだらけです。

私は、自分の子どもにも知ってもらいたいと思って読ませました。

しかし、子どもの年齢や性格などを充分に考えてからにした方がよいと感じています。

刺激が強すぎて、心に影響があるといけません。

当時の戦争に進んでいく空気感や、地域の皆が監視をしあうような異常な世界。

一般の人間にとって、戦争が始まるという状態はどんなものなのか。

それでもNOと言い続けることはできるのだろうか?

これからの子ども達の将来に、絶対にあってはならない戦争。

戦争を経験していない私たちのような母親からでは教えられない「戦争と平和」についての教材としてすべての子どもに読んでもらいたいと思いました。 

 

 

 

 

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