毒になる姑というタイトルだけど厄介な毒義父母の攻略法の本
総合評価
★★★★★
毒になる姑
著者:スーザン・フォワード
発売日: 2006/2/1
この本をおすすめな人
この本をおすすめなのはこんな人です
- 義父母と気があわないと感じている
- 義父母から嫌な思いをさせられている
- 同居しているなど義父母と密接な関係にある
あらすじ
結婚したら配偶者の親とうまくやっていきたい。
きっと誰もがそう思うはず。
しかし、とてもじゃないけれどうまくなんてやれない義父母が存在します。
それは、いわゆる
毒親が義父母になったというパターン
この著書の中には、そんな毒親を持つ配偶者と結婚したさまざまな男女の例が出てきます。
きっと、あなたの義父母に似ているパターンも見つかるかも!?
毒になる姑(義父母)にはさまざまなパターンがあります!
- 欲求・要求押しつけ型
子離れできずに自分のやりたいこと優先、相手の気持ちを考えずにお出かけや旅行についてきて、いつも一緒にいたがる。
甘えの形の毒です!
- 支配型
心理的、物理的な距離があいまいで家を買うなどで無意識に相手を支配下に置きたがる。
コントロールしたいタイプの毒です!
- 親子逆転型
夫婦げんかが絶えず、アルコールやギャンブル依存などと、なにかとトラブルを抱え、子ども夫婦に仲裁をさせたり愚痴を聞かせたり金銭的な援助を求めるなど、まるで親子が逆転したような関係性になっている。
依存タイプの毒です!
- 自己中・攻撃型
自己中な考え方でわが子の配偶者を認めようとせずに平気で攻撃する。
自分を棚にあげており、世界の中心が自分だと勘違いしている。
なんでも自分が正しい勘違いとわがままの毒です!
この中に、あなたの姑(義父母)はいましたか?
それぞれのタイプの親の攻略法というか対峙の仕方が、この本の中にはちゃんと記してくれています。
そして、これ以外のパターンの親もいます。
ここから先はネタバレになるといけませんので控えておきますが、どの場合もひとつの型におさまることはまず無くて、厄介な親というのはいろんな型が複合されているものなのですが、そんな例も教えてもらえるような内容になっています。
毒になる姑の内容と感想
毒になる姑を読んで、義理親のいる立場の私は衝撃を受けました。
なんて役に立つ本なんだ!と。
そしてその事をツイッターでつぶやきました。
読了。
— やすちん (@yasuchinchi) June 26, 2020
「毒になる姑」というタイトルだけど厄介な義父母とのつきあい方(戦い方)の本。
とにかく、解決法(対峙のやり方)まで書いてあるのが素晴らしい!
しかしアメリカの著書なので
「同居」
のパターンはひとつも無いのよねぇ🙄
それでもこんなにも日本と同じ悩みがあるのか!と驚いた。
オススメ🤗
毒になる姑(義父母)のポイント
- 離れることが最終目標になるのが「親の愛」そこから外れているなら「毒になる」ことを疑え!
- 親は自分を守るためにウソをついたり怒鳴ったりするか?
- 子の配偶者をライバル視して優位に立ちたがっていないか?
毒になる姑(義父母)との対峙(対決)方法
こんな風に、さまざまな形で毒を撒き散らす姑(義父母)との対峙(対決)方法はこれです。
まずは
- 自分自身の固定概念を取り払うことが大切
- ちょっとした注意・意見と攻撃を見極める冷静さを取り戻す
その上で、このことを忘れないでください!
- 自分の心身の健康を守れているか?
- 敬意を払ってもらえているか?
- 自分の考えや気持ちを言えているか?
- 怒れるか?
- 干渉されずに子育てできるか?
- 間違えたっていいと思えるか?
- 考えを変えてもいいと思えるか?
- 義父母と離れて自分の親や配偶者、子どもと自由に過ごせるか?
もちろん配偶者との関係性も大切。
配偶者と家庭の方針を決めたり義父母のことを相談したり抗議したり、優先して考えてもらえているか?
義父母に対しては
- 意見に同意しなくてもいい
- 愛さなくてもいい
- 傷つけられる必要はない
- 干渉しないで欲しいと伝えてもいい
- してもらいたいことを頼んでもいい
- 一緒に過ごす時間を制限してもいい
- 休みや行事などを一方的に決められなくてもいい
どれも当たり前のことが書いてあるのに、どうしても自分のこととなるとよくわからなくなってしまいがちです。
こんな風な態度をされて怒ったりしてもいいの?
相手は仮にも夫(妻)の親だし…
と悩んだら、自分の大切な人(子どもや親友)に置き換えて考えてみるといいなと思いました。
「私の娘(親友)にこんな言い方や態度をとられたら許せない!!」
などと、私の場合はとたんに腹が立ってきました。
そっか、私はこんなにひどいことをされても我慢してたんだ。
と驚きました。
絶対に配偶者を味方につける
絶対に配偶者を味方につけることが大切です。
そのためにはタイミングが大切!
忙しいときは避けて、ゆっくり話せるまで何日でも待つ。
わが家の場合はずっと機会を伺って、話せずにいて、義父が病気をしたタイミングで夫に話しました。
「今までこのようにツラい思いをしていた。介護はできないし、そもそも同居がつらい。夜も眠れないときがあり、このままでは私が先に潰れてしまう。」
後は夫が決めることです。
もしも配偶者が、全く話に応じてくれない場合や、それでも人まかせにする、怒り出すなどの場合は、そもそもその配偶者に問題があるので、また別の夫婦の問題として考えなければなりません。
この場合は離婚も視野に入ってくることでしょう。
総合評価
総合評価
★★★★★
とても役に立ったので、文句無しに星5つです!!
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毒になる親。
この本は自分自身の親が毒になる親だった場合の本です。
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