2世帯生活でのよいところ悪いところの割合は嫁にとっては0対10!!
わが家は現在、義理父と私達夫婦、その子ども達の2世帯で3世代同居の生活をしています。
義理母が亡くなったことがきっかけで義理父と同居することになったのですが、その暮らしぶりは、同居をする前と同居が始まってからで、ずいぶん変化がありました。
どのような変化があったのかをお伝えしたいと思います。
わが家の場合の話ですが、これから同居を考えておられる方の参考になればと思い書きました。
同居前は義理両親と近居で仲良く交流
同居前の私たち子世帯は義理両親と徒歩10分の距離に住んでおり、仲良く交流していた義理親と私たち。
週に1度、義理親宅に招かれて夕食を共にして、時には一緒に旅行にも出かけたこともあります。
その頃は義理両親に対して、嫌悪感を感じたこともないし、むしろ好印象を抱いていました。
近居だったので、何かあればお互いにすぐに駆けつけることができるという心がまえと安心感がありました。
そして、義理親に対する責任感や、何かあれば守ってあげなくてはという意識もありました。
そんな風に義理親とは、世間一般からみても良好な関係だと言える状態でした。
ママ友などに義理実家とのつき合い方の話をすると、皆が口を揃えて
「仲が良くてうらやましい!」
「理想の距離感やん~」
と言われていました。
私自身も、このご両親とであれば、いつか一緒に暮らすような日が来てもなんとかやっていけそうだな、と感じていました。
しかし、そんな人も羨む状態は、同居が始まったことでずいぶん変わってしまいました。
同居後はできるだけ顔を合わさないように
同居後の私は、できるだけ義理父と顔を合わさないようにするようになりました。
私にとって、他人と暮らしを共にするというのは、想像以上のストレスでした。
義理父が朝から出かけると
「よしっ!!」
とガッツポーズがでます。
しかし帰ってきた時には
「あーあ、もう帰ってきちゃった」
と心の声が洩れそうになります。
そう。
義理父の不在だけが私の心を穏やかにするという日常になってしまったのです。
そしてやがては、おおげさではなく、口を聞くのも嫌。顔を見るのも苦痛という状態に。
後述しますが、キライになった原因があったとはいえ、ゆるいストレスがずっと続くと、こんな風に気持ちが変わるということを身を持って学びました。
そしてさらに、夫婦の会話が減りました。
これまでも、子どもの前ではできない(しない)話はありましたが、コレに加えて義理父のいる時には、はばかられる内容というのが加わりました。
あとで話そうと思っているうちに忘れてしまったりということもありましたし、気を使って話をすることが面倒になり、おのずと言葉数が減ることになりました。
もともとおしゃべりな夫婦では無かったので、子どもが居なければ「しーーーん」です。
同居後は出かける機会を増やす
それから同居後は、出かけることが増えました。
私1人でも出かけますし、家族で家を空けることも増えました。
とにかく私自身は家にいてもリラックスできないので、外にやすらぎを求めてしまうのです。
家に居場所がないと嘆く、世のサラリーマンのお父さんのような日常を想像していただけると分かりやすいかと。
そんな日常から逃避するべく、最近は車中泊などに出かけています。
その時の記事はこちら
同居後は食事も変わる
そして、食事のスタイルが変わりました。
自分達の家族だけで暮らしていた時は、関西人らしくホットプレートでたこ焼きやお好み焼きをよくしていました。
しかし、同居がはじまってからは、ホットプレートを囲んでワイワイ焼き肉やお好み焼きをする気持ちになれなくなりました。
3年目の現在でも、1度もホットプレートを使っていません。
そもそも夕食の時間が、面と向かって顔を合わせていなきゃいけない、1日の中でも一番の苦痛の時間になってしまいました。
じつはわが家は、朝食、昼食は、それぞれ自由勝手に食べるという生活スタイルにしているのですが、それは私が同居が始まってすぐに勝ち取ったものなんです。
そのときの記事はこちら
朝、昼、晩の3回顔を突き合わせて食事をする状態だと、どれほどのストレスかと想像すると恐ろしいです。
なぜそんな関係になったのか原因は?
あんなに良好な関係性だったのに、なぜこんなにも関係が悪くなってしまったのか。
その原因のようなものはあるのかと考えてみました。
実はわが家の場合は、そのきっかけのような出来事がありました。
同居を始めるにあたって家の建て替えがあったのですが、その際に相手の本質を知ってしまうような出来事があったのです。
少し距離のある関係性であれば、見せることは無い影の部分や負の部分。
そこが受け入れられる範疇を超えていると感じてしまったんです。
具体的には書きにくいのですが、要するにお金に対する汚さと狡猾さが見えたのです。
その他にも、ごみ屋敷同然の義理実家の片付け(不用品処分)のほぼ全部を私達夫婦にさせたこと。
参照記事 処分見積もり100万円!ごみ屋敷寸前だった親の家を片付けた体験談
新居の間取りは、すべて任せると言っていたにもかかわらず、あとから口出しをして大幅変更させたこと。
建て替えの費用はまかせておけと大きな声で語っていたが、実際は全く無かった。
そしてその発言は無かったかのような振る舞い。
そんなふうに、保身のために平気で嘘をつくという人柄だったんです。
しかし、近居で暮らしていた時には、ほんとうにそんな本質は見えませんでした。
義理父は、うまく隠していたのでしょうか?
それもあるかもしれませんが、私の方でも
「できるだけ悪いところは見ないようにしよう」
という意識が働いていました。
義理とはいえ、親になった人。しかも大切な人の親。悪く思ってはいけない。
そんな風な心理が裏目にでたとしか思えません。
これから同居を考えておられる方は、冷静な目で事前に観察しておきましょう。
そして、こりゃあかん!と思ったら、断固として同居をお断りしましょう!!
同居はなぜこんなにもストレスなのか?
私のようなしくじり同居ではなくても、同居というものはストレスフルなものです。
仲はよくても所詮は他人同士。
節度とマナーを守って暮らしていても、過ぎるということはないと思います。
わが家の義理父のように、自分の思い通りにするためなら、どんな卑怯な手でも使うというような人間性ではなくても、色々と鼻につくことがきっとでてきます。
そんなときに、仕方がないと受け入れられるかどうか。
相手の人間性とあなたの度量がマッチしない限り、同居の成功はきっとあり得ないでしょう。
大事なことなので、もう一度言います。
赤の他人と毎日顔を突き合わせて暮らすということは、思いもよらないほどのストレスを感じます
これからの方は、どうか慎重に決断してください!
引くも勇気ですよ!!
厄介な義父母との対決(対峙)方法の書いてある本の紹介&感想を書いています。
よかったら読んでみてください。
参考になるかも!?
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