義親と同居をするうえで絶対に考えておかなければならない最低限の3つのリスク
義親との同居…
誰もが避けたいものですが、どうしてもしなければならない状況になってしまった場合に、どのようなリスクがあるのかをわが家の事例をもとにお話しさせていただきます。
これを読んだら
「やっぱり無理!!」
という気持ちになるかもしれません。
そして
「同居を拒否する」
という決断をされることになるかもしれません。
そうなってくれる人が一人でもいてくださればうれしいです。
できれば、同居生活で苦しい思いをする方が一人でも減るように、そんな思いで書きました。
3つのリスクとは?
義親と同居するうえでの3つのリスクとは
- 介護をさせられる(押しつけられる)可能性が高い
- 義親との折り合いが悪い場合に夫婦関係に影響が出て離婚のリスクがふえる
- 義親に経済力が無い場合に経済的な負担が増える
と、いうことです。
介護をさせられる可能性
同居しているのだから、当然、お嫁さんは介護をしてくれるだろう。
自分にはそこまでの覚悟もないのに、義親本人や夫の兄弟や親族などの周りからはそんな風に思われてしまいます。
わが家の場合は、義父が心不全で危篤状態から復活したときに夫の姉妹、親族一同から
「これから大変だろうけどがんばってね!」
「なにか手伝えることがあれば言ってね!」
と、完全に私が介護の第一責任者のように激励の声かけがありました。
実子である夫にではなく、義理の関係の子である私にです。
同じく実子である夫の姉妹など、まるで他人事です。
そして、義父本人からも
「これから世話をかけるね」
と、夫ではなく私に対して言われました。
この言葉を聞いて思いだしたことがあります。
子育て中、特に子どもが赤ちゃんから幼児の頃に、よく言われるあるある。
夫が妻に対して子どもや家事のことについて
「何か手伝おうか?」
「やっぱりママじゃないと」
というアレです。
「はぁぁ??」
とぶちギレるアレです。
介護の激励をされたときは、この気持ちとまったく同じ気持ちになりました。
夫の姉妹さえも「部外者」という体で、なんの悪気もなく、平気で介護を押しつけてきます。
これが、同居をしていなければどうでしょう?
夫の姉妹とは同じように義父の行く末をともに考える立場の者どうしとして話ができるのでは無いでしょうか?
ちなみに、この後、義父は日常生活に支障がないレベルまで回復して、介護を受けるような状態ではなくなりましたが、私はこの時の恨みを忘れていません。
離婚のリスクがあがる
先ほどの介護の件は大きな出来事でしたが、とにかく同居をしていると、夫婦だけで暮らしている状態ではあり得ないくらいに小さな問題や不満が多く出てきます。
そして、それらはすべて義親が絡んでの問題なので、夫婦で話し合って解決するものではないのです。
わが家の場合は、義父がもう高齢にも関わらず車を手放さずに、近所や遠方に乗っていってしまうという大きな問題がありました。
いくら夫が説得しても聞き入れず、私も不安と不満でいっぱいでした。
当然、この事が原因で、夫婦で言い争いのような状態になることもありました。
夫婦の問題ではないのに。
これ以外にも義親の些細な事が気になったり、不満の多い日常で、夫婦の間に穏やかな会話というものが減りました。
そもそも、義親がいることで常に他人に話を聞かれているような気持ちになるため
「会話そのもの」
が無くなってしまうのです。
わが家の場合は、まるで業務連絡のような会話ばかりになってしまいました…
こんな状態を経験して、義親との折り合いが悪い場合には、夫婦と子どもだけで住んでいるよりも、確実に離婚のリスクは高まると感じました。
経済的な負担が増える
義親に豊富な財産と経済力がある形での同居だとまた違うのかも知れませんが、わが家の場合は同居をしてからまったく貯金ができなくなりました。
つまり、義親に経済力が無い場合に子世帯側に、経済的な負担が増えるということです。
義父の年金は自分自身のローンに充てられるので、家にお金をいれてもらえる状態ではなく、義父を養うような形での同居でした。
これにはもちろん不満しかありませんが、同居前は困っている義父を放っておけない夫の気持ちに寄り添う形で同居に応じてしまいました。
こんな極端な例はまれで、大抵はいくらかの生活費を入れてもらっているのが普通かと思います。
しかしその金額に対して、払う側(親世帯)と受け取る側(子世帯)で感覚が違うという事がよくあります。
「こんなに生活費を入れているのに食事の内容に不満がある」
「たったこれだけしかもらってないのに食費なんて全然足りない」
こんな風にお互いに思ってしまいます。
お金の問題というのは結構大きな問題です。
特に義親と嫁とは他人どうしなので、お金に関するトラブルは関係性を悪化させます。
わが家の場合は、生活費を入れないくせに勝手なことばかりする義父に対して、憎しみと嫌悪感を抱くようになりました。
今では修復不可能な状態で、口をきくこともないようなありさまです。
このような暮らしぶりは、とてもつらいものです。
できれば、誰にもこんな思いをしてもらいたくありません。
もし、これから同居を考えておられる女性がいらっしゃるのなら、声を大にして言いたいです。
同居、ダメ、絶対!
引き返してーーー!!
どうしても同居しなければならなかった場合。
厄介な義父母との対決(対峙)方法の書いてある本の紹介&感想を書いています。
よかったら読んでみてください。
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