お金をかけずに旅する究極の方法
旅行に行きたい!でもお金がない…。残念な悩みですよね?
わが家も旅行は大好きなのですが費用の問題でしょっちゅうは行けません。
そこでたどり着いたのが『車中泊』なのでした。
やってみるまでは「え…?車で寝るの?」と思っていましたが、やってみたらこれが、やみつきになるくらい快適だったので、体験談をお伝えします!
わが家は子どもがいるので、なおさらそのメリットが大きく感じられることとなりました。
メリットは4つ。デメリットは2つ。
その内容をお伝えします!
わが家の夫は車が好き
わが家の夫は車が好きなのですが、好きと言っても高級車に乗ったりするのではなく(これはお金がないからかもですが)運転が好きというタイプでして。
もう少し若い頃にはやたらドライブに行きたがったり、遠出をした帰り道に、わざわざ遠回りをしちゃうような人なのです。
私は目的地には最短距離で行きたいですし、あてもなく車に乗るなんて意味がわかりません。
そんな夫の夢はキャンピングカーで日本を周るというものだったのですが、高価なキャンピングカーにはすぐには手がでません。
そんな会話を夫婦でするなかで
「車中泊ってどうよ?」という話になったんです。
費用のかかる一番の要因は宿泊費
温泉♪7800円♪の湯快リゾートや大江戸温泉物語などのような、リーズナブルだと言われているところでさえ、家族で行くとなると、かなりな出費になってしまいます。
宿泊費用だけで3~4万円程度は覚悟しておかなくてはなりません。
そしてそういった財布にやさしい価格設定の理由は、食事がバイキングになっているからということが大きいのですが、あれ、落ち着かなくて苦手なんですよね…。
子どもが小さいと、自分でやりたがるわりに失敗することや、こぼしてしまうこともあって、付いてまわるのが大変で余計に疲れる。なんてことになりがちです。
そんなわけで、費用がかかるわりに、案外満足度が低いと感じていたのです。
家族5人になると泊まれる部屋があまりない
それではさらにリーズナブルに、ビジネスホテルに素泊まりして、夕食は外に食べに行くというのはどうでしょう?
これがまた難しかった!
わが家は夫婦と小学生ふたり、幼稚園児がひとりの5人家族なのですが、これだけの人数で宿泊できるところを探すのは、なかなか至難のワザです。
5名1室というと、安いビジネスホテルなどは利用できないですし、2部屋になると費用は倍!そのうえ1部屋に2名までしか泊まれないところも多く、とても選択肢はせまくなります。
畳のお部屋に布団を敷くスタイルの旅館などが理想ですが、これもまた週末などは選択肢がほとんど無い状態です。
ホテル予約サイトなどを見ていても、4人までならかなり選べますが、5人になるととたんに検索結果が少なくなってしまいます。
日帰りだと早朝出発深夜帰宅になりキツイ
では、宿泊はせずに日帰りで出かけるのはどうか。
これは、人によると思いますが、私は日帰りで遠出をするのは楽しめないタイプなのでした。
早起きして寝不足のまま、早朝に出発して現地で1日遊び、ヘトヘトになって夜に帰宅する…。
車に乗っている時間は往復で5~6時間にもなってしまうこともあり、非常に疲れます。
朝が弱く、早起きが苦手。もしくは夜中に起きて家をでるのが苦痛。そんな、同じような思いを持たれているかたもいるんじゃ無いでしょうか!?
解決できたのが車中泊
- 宿泊にかかる費用の問題
- 人数が多くて泊まれるところが少ないという問題
- 早起きが苦手
これらの問題を解決してくれたのが車中泊だったのです。
朝はゆっくりでかけて、時間を気にせず遊んで、夜になったら近くの温泉に入って食事をして、あとは車で寝るだけ。
夕方や夜に出て目的地の駐車場で寝て、翌朝は一番乗り!なんていうことも可能です。
朝が弱く、早朝に家を出るのが苦痛な私にぴったりな方法だったのでした。
わが家の車中泊は仮眠スタイル
車中泊にもいろんなスタイルがありますが、わが家はあまり道具をそろえていません。
わが家の車はトヨタのランドクルーザーという車種で、車のシートは一応フラットになるのですが、薄い毛布をムスメと私が使うだけで、布団などはもちこみません。
家族が5人ということで、それぞれの着替えなどの荷物も多く、積むのが大変ということが大きいのですが、持っていっても使わないことが多かったので、持っていくのをやめました。
眠る場所は、夫が運転席、長男(小6)が助手席でシートを少しだけ倒して寝ます。そして後ろの2列をフラットにして私、次男(小4)、娘(年中)が寝ています。長男と次男は入れ替わることもあります。
狭いですが、これでなんとか眠れています。
車の中に棚をつけたり、エアーベットを導入される方もあるようですが、荷物が増えるのが嫌なので、わが家はこのような仮眠スタイルに落ち着きました。
車中泊のメリット4つ
子連れで車中泊のメリットはズバリこの4つです。
早朝から現地で行動できる
目的地の最寄りの道の駅などで寝ることで、翌朝は朝早くから現地で行動ができます。
テーマパークでは朝一番から入場できるため、少しだけでも混雑をさけることができます。
海に行ったときもよかったです。誰もいない夜明けの海で泳ぐことができました。
また、山では雲海を見ることができました。これらは、早朝だったからできた経験なのでした。
道が空いている
人とずれた時間に行動することで、渋滞にあうことはほとんどありません。ただ、夜に遠方まで走ることが多いので事故には気をつけたいです。
日帰り温泉が楽しい
日帰り入浴なら、 費用をかけずに温泉を楽しめます。
源泉掛け流しや、テーマパークのような温泉など、いろんなところに行きました。
天気が悪ければいつでも延期できる
これは、一番のメリットかもしれません。
宿泊の予約をしている旅行であれば、雨が降っても取りやめることはできません。
もちろんキャンセル料を支払えば問題ありませんが、次に予約がとれるかわからないので、少々のことでは旅行を決行するのが普通だと思います。
雨でも楽しめる観光地であればいいのですが、まあ、そんな場所は少ないでしょう。
雨のテーマパークや温泉…これはつらい。
でも、車中泊なら大丈夫。来週に延期すればいいのです!
車中泊のデメリット2つ
もちろん不便なことがあります。
ここが平気かどうかが分かれ目かもしれません。
私の感じたデメリットはこの2つです。
トイレは道の駅
トイレが問題なんです。
仮眠のために停車させている道の駅などでお借りすることになるのですが、夜は人が居なくてちょっと怖い…
そして、朝はそこで顔を洗わせてもらいます。
そういうことに抵抗が無い人ならば大丈夫ですが、無理という方もいるかと思います。
私ですか?インドや東南アジアばかり旅行していましたので、なんの抵抗もありません(笑)
狭くて寝心地が悪い
車の中で眠るので当然、狭くて寝心地が悪いです。
しかし、旅好きなわりに枕が変わると眠れない私はホテルや旅館などでも熟睡できない性質なのです。
なので、同じ寝つけないならお金がかからない方がうれしいかも。という結論に達しています。
あ、でも湯水のようにお金が使える立場ならホテルや旅館を選ぶかな(笑)
とはいえ子育て中でお金がないという、今現在での自分の状況において最大限の工夫をした結果の車中泊なので、不満はありません。
家族5人で車中泊してます。やればできるもんです。
こんな理由から、わが家は車中泊の旅を楽しむようになりました。
初めて車中泊をしたのは、長男が3才、次男が2才になる前でした。
あれから9年。今では末っ子も増えて、家族5人で車中泊をしています。
はじめは小さかった子ども達もだんだん大きくなり、長男は来年中学生になります。
あと何回行けるかわかりませんが、機会があればまたレポします!
これまでに家族で車中泊したところ
大阪・和歌山・滋賀・奈良・広島・香川・福井で車中泊しました。記事にまとめましたので、参考にしてください。
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