同居がキツい原因のひとつは気持ちを共有できる相手がいないこと
わが家は同居家庭です。
同居でも二世帯ではなく完全同居。
いつも顔をつき合わせていなければならず、とても疲れます。
そして、その疲れる日々を誰かに話して解消しようにも、なかなか話せるような相手はいません。
夫は?
実親は?
ママ友は?
私の場合は、この中の誰に話しても救われることはありませんでした。
その理由というか実態を書きたいと思います。
【夫の場合】義親の話しをすると悪口と捉えられてしまう
夫に義親のことを話すとどうなるか?
わが家の場合は、義母はもう亡くなっているので義父のことだけになります。
その義父ひとりだけとはいえ、とんでもなくストレスがたまっています。
- 生活費をはじめとするお金のこと
- 生活習慣の違い
- 衛生観念の違い
これらのことについての違いや不満が溢れてくると、愚痴を言いたくなります。
しかし、同居をしていると、その不満が溢れる時は頻繁に訪れるので、そのたびに愚痴を垂れ流していると聞いている方もうんざりしてくるようで、だんだんと嫌な顔をされるようになってしまいます。
そして
「親の事実」
を話しているにも関わらず
「親の悪口を言われている」
という心理になってしまうようです。
うちの夫の場合は、我慢をしろなどとは言いませんでしたが黙ってしまうのです。
とにかくやり過ごしたいという気持ちが伝わります。
こんな態度をとられると、それ以上は私もグッと飲み込んでしまうのでした。
これはなにげにストレスが溜まります!!
だんだんと言っても無駄だな…
時間の浪費だな…
という気持ちになって愚痴を言う頻度が減ってしまいました。
もちろん、その分は自分自身の内に溜まっていくのでよいことではありませんが仕方ありません。
【実親の場合】同居経験のない親にはツラさが分かりにくい
実親に話すとどうなるか?
うちの両親の場合は、同居のしんどさを全く理解してもらえませんでした。
それどころか、お前の辛抱が足りないとか、嫁に行ったからには覚悟をしないと。
などとどこかで聞いたような下らない説教をされたりします。
これはおそらく自分達が同居の経験がなく、同居のツラさやわずらわしさが全く想像できないのでしょう。
現在70代くらいの親世代は、今より兄弟も多く核家族の第一世代です。
うちの両親にしても、父は5人兄弟の次男で田舎には仕事がなく都会に出てきて結婚したので完全に同居とは無縁の状態でした。
母の方は長女でしたが、弟がいたので実家を継ぐという問題や親の介護にも悩まされることなく年を取りました。
こんな親世代がきっと多いのではないでしょうか?
話が通じなかったり噛み合わなかったりする相手には、とても愚痴を言える状態ではありません。
こうして、私は実親に同居の愚痴を言うのをやめてしまいました。
【ママ友の場合】給食の中ひとりお弁当を食べる孤独感を味わうことになる
ママ友に話すとどうなるか?
例えていうならば、周りはみんな給食なのに、自分だけ弁当を作らされている状態と言ったらいいでしょうか。
そのくらいの疎外感を感じます。
みんなが、温かくて出来たてのものを食べている中で、自分だけは冷たい弁当を食べている。
そして
「え、なんで給食にしなかったの?」
「なんか作るの大変そうだね…」
「温かくて出来たてで快適だよ!給食にしなよ!」
などの給食の人達からの
「なんで同居なんかしちゃったの?」
「なんかつらそうで大変だね」
「同居なんてやめちゃいなよ!」
的なアドバイスに傷つくのです。
そんな簡単にやめられるならすぐに今日にでもやめます。
これが、もし、全員が弁当ならば、また違う。
その昔、30~40年くらい前の日本であれば、長男であれば家を継ぐのが当たり前の価値観で、兄弟のうちの誰かが親と同居しているのが当たり前の世の中だった。
そんな風に誰もが同居するのが当たり前と考えていた世の中であれば弁当を作る苦労もまた違う。
「朝早く起きるの疲れるねー」
「おかずを考えるの面倒だわー」
「うちなんて全部残り物よ!アハハ!」
などと、気持ちを共有しあえるのではないでしょうか?
あれ?説明が遠回しでしたかね?
とにかく私の場合は
「同居の経験がないママ友には愚痴ると余計にダメージを食らう」
という経験しかありません。
話すなら同じ同居仲間にしたいものですが、現代社会において
「同居家庭」
そのものが圧倒的に少ないので同居仲間を探すのは至難の業です。
私も気軽に愚痴を言える同居仲間はいません…
結局何が言いたいかというと、同居のお嫁さんは仲間が少なく愚痴を言う相手もあまりいないのにほんとに頑張ってる!
生きてるだけでエライ!
自分を含めてエールを送りたかった次第であります。
おわり
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