ドンムアン空港からバンコク市内へタクシーで損しないで行く方法
ドンムアン国際空港からバンコク市内 へ向かうにはバスかタクシーを利用することになります。
スワンナプーム国際空港であればエアポートリンクという電車も利用できるようですが、ドンムアンからはありません。
子ども連れで早朝の到着でしたので、わが家の場合はタクシー利用の一択でした。
なので、だまされずにタクシーに乗りたい!
そう考えていたのに、もうちょっとでだまされるところでした!
その時の体験談です。
こちらのタイ旅行の記事は連載になっています。
本文の最初に前回の記事、最後に次回の記事を載せていますのでご利用ください。
まとめてよみたい
空港タクシーのニセ物カウンターにだまされないで!
なんとかロストバゲージはまぬがれ、受託荷物を受け取り空港の出口へ。
宿泊予定の市内まではタクシーを利用するのだけど、事前に調べておいたエアポートタクシーの場所はどこだろう?
インフォメーションのお姉さんに聞くと「ここを出て左へ行ってね」とのこと。
言われた通りに進むと、でっかい看板にtaxiと書いてある立派なカウンターがあった。
でも、事前に調べておいた空港タクシーの様子とはちょっと違うような…?
そのカウンターに立っているひげ面のおじさんがちょいちょいと手招きしてくる。
でも、「??」と感じた時にはGO しない方がいいかな…。
この時の判断は正しく、もう少し出口に近いところに本当の空港タクシーのデスクがあったのでした。
先程のカウンターよりみすぼらしいシンプルな事務机が置いてあるだけの受付でした。
危ない危ない!
ニセ物の罠に引っ掛かるところでした。
後から空港タクシーについてネットで調べてみたら、やはり同じ所のトラップに引っ掛かってしまった人が複数あるようでした。
気を付けましょう!皆さん!
これは以前にこの空港を利用したときの20年前もあったのでしょうか?全く記憶にありません。(汗)
ニセ物のタクシーカウンターの近くには携帯ショップが
おっと、そうそう。
タクシーに乗る前に、スマホのSIMの問題を解決したい。
先程の怪しい(かつ豪華な)タクシーカウンターの前に、SIMのお店があったので、相談してみることに。
受付のお姉さんが色々触ってみてくれた結果、
どうやら、何らかの課金をしなければならないようなのでした。
私の語学力が足りないためか、お姉さんの説明が悪かったのか、相手が何を言ってるのか殆ど理解できなかったのだけど、とにかく150バーツを払えば通話出来るようになるらしい。
このあと、すぐに使えるようにしてもらえたのだけど、私がアマゾンで事前に購入しておいたSIMにチャージしたのか、新たなSIMを購入したことになったのかは不明のまま…。
早朝着はお店が開いてない
「さぁ!電話も使えるようになったし、とーちゃんに連絡しよっか?」
「うん!でも…それより腹へったー」
バンコクの現在時刻は午前6時前。日本時間の午前8時。
子供たちは飛行機が着陸した時に起きて、すでに2時間近く経っているのでお腹も減ってるよね。
でも、ぐるりと見渡しても、開いているのは携帯ショップとタクシーのカウンターだけみたい。
そうそう、いいものを持ってた!と思い出しました。
実は機内食を食べなかったんです。
タクシーに乗る前に、機内から食べずに持ち出した機内食のサンドイッチを子供たちに食べさせることにしました。
これで、ホテルに着くまでの繋ぎでしのいでもらおう。
子どもが出来てからは、普段からいつもポケットにビニール袋を入れているんです。
オムツを入れたり、どんぐりを拾ったり、ちょっとしたゴミを入れたり、食べ残したお菓子を入れたりするためなんだけど、今回は食べなかった機内食を持ち帰ることができました(笑)
ビニール万歳!
機内食はおいしかった
近くにイスも見あたらず、戻って探す気力が残っておらず、そのまま床にしゃがんでビニールのサンドイッチを頬張る子供たち。
なんたる姿。
こういうとき親は普通、こんなところで食べるなんてみっともないと注意しなければいけないのかもしれないんだけど…。
むしろ私が、ここでちゃっちゃと食べちゃいなさい!って言ってる有り様。
時間的に渋滞しているなんてことは無いだろうけどさ、食べられるときに食べておかないと、いつ食べ物にありつけるか分からんような旅ばかりしてきた母なので、すまん。
だまされない空港タクシーの乗り方
少しお腹が充たされた子供たちを連れて、タクシー乗り場に移動。
ムスメちゃんは、相変わらずウトウトなので抱っこ。もう腕は限界
なんやかんやしている間に、日本にいるとーちゃんは既に出勤しているであろう時間になってしまっていたので、メールだけ入れておくことにしてタクシーに乗り込むことに。
先程の正規の空港タクシーカウンターで行き先の紙をもらい、それを運ちゃんに渡すシステム。料金はメーターで後払い。
宿泊先のカオサンロード近くのランブトリ通りまでと告げて紙をもらう。
これで、正規の空港タクシーに乗ることが出来ます。
空港タクシーの運転手は感じがよかった
タクシーの運ちゃんは感じの良いお兄さんで、あまり話しかけてくることは無かったのだけど、高速に乗るのでプラス○○バーツ(←いくらか忘れた)かかるけど大丈夫か?ということを何度も確認してくれてました。
最初の2回くらい、聞き取れなかったのだけど、面倒くさそうな態度もとらずに居てくれて、久しぶりのバンコクの印象が上がりました。
ありがとう!お兄さん!
早朝のバンコク市内
タクシーは雨のバンコクを走る。
全く渋滞しておらず、スピードをあげていく。
以前に来たときには、工事をしていた高速道路のおかげで、空港の辺りはとにかく凄い渋滞でした。
それが完成したんやね。
こんなところにも時の流れを感じる。
バンコク市内のの大渋滞も、Googleマップやカーナビの普及やらで解消されてたりして!?
高速道路に乗る頃には、子供たちはまた夢の中。
私は車窓から、遠くに整然として見える町並みにちょっと戸惑う。
あの雑多な雰囲気もまた魅力だったのに、キレイに成りすぎると面白く無くなっちゃう。
シンガポールみたいな優等生になっちゃってたらつまんない。
時折見かけるトゥクトゥクを見て、ホッとする。
そして、それらの車体が新車のように新しく、余りにもキレイに磨きあげられていることに驚く。
シートが破れているようなものは、一台も無い。
道路のゴミも、以前より少ないような…
バンコクくんのキャラが死んじゃうよう。
シンガポールくんみたいになっちゃうよう。
そんな風に、脳内で嘆いていた私を乗せたタクシーは、カオサンロード周辺に。
道路が所々割れてる。
その道の端はゴミだらけ。
おお!野良犬が、あんなに沢山。
そして、道端に座りこんでるオッチャン達。
人の目も、心なしかギラギラしているような…
私の愛したバンコクくんは、まだここに居てくれてました。
猥雑で、エネルギッシュなこの雰囲気。
この中に、再び戻ってこれるなんて。
それも、子供たちを連れて。
収入が少ないので、諦めて考えないようにしていたけれど、願えば叶うんだ。
これからの数日間は、きっと私と子供たちにとって、かけがえのない経験になる。
そう思うと、胸が熱くなる夜明けのバンコクなのでした。
次の話
まとめてよみたい
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