旅行先では子どもにお小遣いをあげる?あげない?
旅行中って以外と子どもにお金を使わせる機会って多くないですか?
おみやげを買ったり、ちょこっと食べ物を買ったり。
わが家の場合は、そんなときに親がその都度支払ってあげていましたが、今回は子どもにお小遣いをあげて、その中から管理させることにしました。
そのことは、普段なかなか教えることができていなかったお金の話を、子どもとするよい機会になりました。
そのきっかけになった出来事のお話しです。
こちらのタイ旅行の記事は連載になっています。
本文の最初に前回の記事、最後に次回の記事を載せていますのでご利用ください。
まとめてよみたい
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空港内にポケモンショップの罠!
LCCの遅延を体験!補償のミールクーポンが発行されました【タイ子連れ旅4】
搭乗予定の飛行機が遅れたため、空港で時間を潰すことになった私たち母子4人。
とーちゃんの到着まで、ずっとマクドにいるのは間が持たないのでどうするか?
マクドの後に自分の食事を、と考えていたけれどとーちゃんが来るなら一緒に食べたいからご飯は後にして。
さぁ、何しよう?
また退屈になってきたムスメちゃんがぐずりだしたので、とにかくマクドを出ることに。
再びムスメちゃんをカートに乗せて、暇を潰す場所探しへ。少しばかりウロウロしたところで、またおにいが何かを発見。
「あっ、かーちゃん!ちょっとまって。ポケモンや!」
あーーはいはい。
ポケモンセンターっていうのこれ?
なんか、ポケモングッズ専門店みたいなやつ。
こんな目立つところに作らないでいただきたいお店ですわ(笑)
みんな違ってみんないい
ちょっとだけ見ていい!?と、叫ぶやいなや店に張りついて出てこないおにい。
そこは、爆買いされる外国からのお客様の店なんだよ!という声も届かず。
真剣な顔をしてずっと見ている長男おにいに対して、次男のちいにいは、チラッと見ただけでもういいと出てきた。
同じ兄弟でも、うちの二人は中身が全然違っている。
おにいはゲームが好きで、テレビで見るのはポケモンやワンピース。
ちいにいはスポーツが好きで、サッカーや野球をやるのも好きなんだけど、テレビで中継があるとかじりついて見ている。
かといって、ちいにいはスポーツが得意というわけではなくて、ほんとに好きなだけ。サッカーでも野球でも、やって上手いのはおにいの方だ。
でも、おにいはそんなにスポーツが好きじゃない。テレビのサッカーや野球の中継もあんまり見ない。
逆だったらよかったのかな?
でも、そしたらちいにいは、オタクまっしぐらになったかも。このままでよかったと思おう(笑)
子どもって、そんなところも面白い。みんな違ってみんないい。やね。
お小遣いをください!
で。待てど暮らせど、ポケモンセンターから出てこないおにい。と思っていたら、なんだかモジモジしながら出てきた。
おトイレか?
「あのさー」ちょっと言いにくそうなおにい。
「漏らしたんか!?」心配になってちょっと食い気味に質問してしまう。
「なんでやねん!そんなわけないっちゅーねん」
いや。不穏な何かのせいで国内でマクドを食べただけにも関わらず、お腹を壊したのかと思ったかーちゃんなのよ。でも意味不明な心配だったらしく、反応薄く対応されてしまった。
それよりも言いたかったことがあったようで
「あのさー。タイに言ったら友達のお土産買いたいねんけど。お小遣いって貰える?」
あー。うん。そりゃー買いたいよね。もちろんあげるよ。
「でさー。それって幾らくらい?」
やー。そりゃ、友達の人数分×買うものによるから幾らかなー?
と、答えようとしたけど、ん!?これってお金の勉強をするチャンスやん!そうだ。それなら、幾らか決めてあげるってのがいいか!
それなら幾らくらいかな?値切り交渉は手伝う前提で2000円くらいかな?
「じゃあさー。その2000円っていつくれるの?」
あ、2000円って言ってもタイでは円が使えないから、バーツに両替してからになるんだよ。と、説明すると
「あのさー。その2000円を両替する前に貰うってできる?タイでは要らんから。」
なんじゃそりゃー!!!ってか、完全にポケモンセンターで使う気まんまんですやん!
でもすごい!ネゴシエーションしとる!説得力はゼロだけど(笑)
幼児期は成長が遅く心配だった
おにいは、小さい頃成長が遅くて、いろいろ心配なところが沢山あって。
幼児期には療育手帳を発行されていました。
小学生の今でも、他の同級生よりもおっとりというかのんびりというか、とにかくボンヤリしたところのある子で。
お金に関しても、割りと無頓着で小銭をあげてもすぐに無くしちゃう。
なので、まとまったお小遣いはまだあげて無かった。
欲しいものがあれば、私たちに相談して買ってもらう、それは駄菓子屋さんに行きたいからとかの小銭も含めて。
高いものはお誕生日やクリスマスに買ってもらう。
そんな状態でずっと来たのだけど。
こんな風にまとまったお金を欲しがるようになったのは、ある意味成長やね。
そんな母の心境は隠しつつ
「あかーーーん!友達のお土産のためのお金やったらあげるけど、それ以外の目的やったらあげられへん。」
「えー…」
すっかり意気消沈してしまったおにい。
とぼとぼと歩きながら、また何か思いつきました。
「あのさー」
「うん?」
「もし、お土産買って、それが2000円よりも少なかったらお釣りがあるやん?」
「うん」
「それって返さなあかんの?」
「ん?あー。そうやね。えーっと。」
また、想定外の質問に対して、ベストな返答をしなきゃと必死で頭を働かせてみるかーちゃん。
「それは、使ってもいいよ。ちゃんと買うべきお土産を買った上で余ったのなら。」
「えー…」(そんなん余らんかも知れないやん。そしたら自由に使えるお金が無くなるやん。)←心の声(笑)
心の声が、すっかり顔に出ているおにいオモロ。
タイでの値切り交渉指南!
「いいこと教えたる!タイでは物の値段が一律じゃないねん。お店の人がその時々や、相手の人を見て変えるねん。」
「うん」
「だから、がんばって交渉したら、すごく安く買えるかも知れないねんで!」
「へー」
「もちろん一緒に手伝ってあげるから、安く買えるように頑張ってみよう!」
「…うん!!」
面白そうなミッションを与えられたように感じたのか、さっきまでのしょんぼりモードは無くなり、またいつものニコニコおにいが戻ってきました。
よかったぁ。
そして、旅は子どもをを成長させるって言うけど旅立つ前なのに、もう成長中やん!すごい。
旅は、準備期間も含めてのものなので、もう既に始まっていたのかもしれないんだけど、大きな変化を感じました。
そしてそして。とーちゃんが来るまで、まだ二時間近くある。インフォメーションのお姉さんに相談してみると「展望台」なるものがあるらしい。
おっ!それいいやん!
次の話
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