お金が無いのに海外旅行に行った理由はこういうことでした
昨年、わが家は初めての子連れ海外旅行をしてきました。
所得が低く(当時)年収300万円代のわが家。
本来ならそのような余裕は無いのですが、様ざまな事情が重なり、行動にうつすことができました。
その顛末です。
とにかく早く旅費が知りたい方はこちらをどうぞ!
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経済状況を考えると海外なんて無理!
我が家の経済状態を考えると長男だけでは無く、私が一番無理だと思って考えないようにしていた海外旅行。
子どもが生まれて、すぐに年子で次の子が生まれたわが家。
馴れない育児と日々の暮らしに忙殺されて、そんなことを考える余裕のないまま数年間を過ごして、気がついたら行きたいと思っていた気持ちも忘れてしまってた。
そして、3人目のムスメが生まれて。
もちろん、とても嬉しくて嬉しくて。
でも、わが家の収入で子どもが3人。
これからは今まで以上に贅沢なんて出来ないなぁ。
ましてや海外なんてもう全く視野に入ってない状態で。
しかも、うちの夫は海外旅行経験ゼロ。
行く機会もなく、興味もなく。で、今日に至る。
食事もエスニック嫌い。パクチー嫌い。和食が大好き。
なんか一生懸命誘って、その気にさせて、現地に行って楽しく過ごす自信が無い!(私が)
そんなこんなで、海外、とくに大好きなアジア方面へ出掛ける気持ちがすっかり薄れていたのです。
旅行といえば、夫の好きな車でのドライブ旅行。
車での旅行は、子どもが小さい時は本当に楽。
ラクは楽しいにつながる。
特に不満も無く、長男が生まれてからずっと、こんな感じで過ごしてきたわが家だったのでした。
同居家庭からの逃避
やがてムスメが生まれて2年が過ぎた頃、かねてよりの同居の話が具体的になり、いよいよ義父と一緒に暮らすことに。
今からちょうど1年前の夏休み。
同居というのは、やってみた人じゃないと、しんどさが分からない。きっと。
住み込み(!)の家政婦。
24時間、365日営業。
下手をするとそうなる。
ゆるーい緊張がずっと続いて、本当にリラックス出来るときがない。
これが自宅なのだ。
ツラい。
逃げ場がない。
なので、逃げたくなったのかもしれない。
旅に出たいと強く願うようになったのは、同居から半年後からだった。
子どもと一緒に過ごせるのはあとわずか
それは子ども達の成長とも重なっていた。
末っ子は3才になり随分と手がかからなくなった。
長男はもうすぐ思春期。
次男は甘ったれた所が減った。
今なら海外に連れていっても、なんとかなるんじゃないか!?
じゃあ、3人を連れて行くならどこがいいか?
飛行機の中ではどう過ごすか?
泊まるならどんな所がベストなのか?
こんな妄想で、日々を乗り切っていたのかも。
いや、でもお金もかかるし。
子ども一人ならともかく私が一人で子ども3人なんて無茶なんちゃうか。
楽しい妄想の時もあれば、不安な妄想の時もあり。
それでも楽しい妄想がかなり優勢で。
やっぱり行きたい!行くのは今しかないんちゃうか!?と、生来の思い込みの激しさを発揮して、実現したいと強く願うようになっていった。
現地の滞在費のかからないアジアなら行けるやん。アジアの中でもタイなら何度か行ってるし安心ちゃう?
よーーーーし
決めた!
そしていよいよ夫に行きたい気持ちを打ち明けることにした。
すると案外あっさり
「いいよー。行っておいでよ」
と、ひょうしぬけするくらいの反応だった。
同居のストレスを察してたのかとも思う。
年収300万円台のわが家
「でも、お金…無いんちゃう?」
と、心配する夫。
今でこそ年収300万円代なのだけど、長男が生まれた頃は、今より更に少ない収入だったんです。
私も一人目妊娠から専業主婦なので、夫1人の収入でずっとやってきました。
上2人の子どもの手が離れたときにパートに出たけど、今はまた専業主婦。
ちなみに、同居の義父の年金は自身のローン返済のため、こちらは何も頂いて無い状態。(義父の愚痴は別の機会に)
なので、現在のわが家の家計は300万円代の年収で家族6人が暮らしているという状態。
家のローンもこちらから出しています。
スゴいよね(汗)
他所のお宅の話やったらそりゃきついわー!って思うわ。
ブログのタイトルは、こんな年収300万円代という経済状態でも海外旅行に行けたよ!
という顛末を書きたかったのです。
お金が無くて諦めていた私のような人の参考になれば!と思ったんです。
旅費の捻出方法
旅費については、月々の節約と、メルカリで物を売ったりした収入を合わせて捻出できたらと考えていたのだけど、かなり早い段階で無理そうだと諦めてしまった。
まず節約が無理。もともとなんの贅沢もしてないから、これ以上節約できない!
メルカリでは、3万円程度は売れました。温泉旅行なら行けるか…?
結果、旅費は私の独身時代の貯金から出すことになりました。ミラクルな話や、おいしい話ではなくてごめんなさい。
でも、これぞ高齢ママの利点(笑)
旅費の内訳をまとめた記事はこちら
子どものコンプレックス
母である私と小5、小3の男児と3才の幼稚園児のムスメの4人での初めての海外旅行。
子ども達は1度も飛行機にも乗ったことが無く、長男などは去年の4年生の時に
「あ~あ~。クラスで飛行機に乗ったことないの俺の他に3人だけやし!!」と愚痴っていたので今回の旅行に大興奮。
4年生で飛行機に乗ったことないの3人だけってホンマかいな~?
でも、今どきの子ども達は小さいときから沖縄行ったり海外行ったり色んな所へ連れていってもらっているからウソじゃないのかもね。
そんな風に4年生の頃までは、色んな話をしてくれて、ストレートに甘えて来ることも多かった長男君。
しかし、5年生になった最近はちょっとずつ変わってきて、秘密と言うほどではないけれど話してくれなくなって、学校でのことや友達とのことも様子がわからないことが多くなってきた。
成長。ってことなんだろうけど、ちょっとさみしい。
「ママ!ママ!」って話してくれてた時は、あんなにうるさーいって思ってたのに。
話さなくなった分、「飛行機に乗ったことないの俺だけ」のくだりも聞くことが無くなってたのだけど、今回の旅行の計画を話した時には
「えっ!?マジで!?マジで飛行機に乗るの?うわーい!これでやっと俺も皆の話題に入れるわぁ」と言うのを聞いて、なんだか複雑な気持ちになってしまった。
親が考えてた以上に友達との話題に入れず、しんどい思いをしてたのかも。と。
それまでは「飛行機に乗りたーい!」と言われると
「飛行機に乗ったら次の日からご飯と梅干しになるで」と返す私。
それでしぶしぶ諦めてたのがだんだんと
「梅干しでもいいから!」になり、それから
「言ってもどうせ無理やから…」になって、そのうち言うのをやめてしまったようなのでした。
海外旅行もおなじく。
「うちは海外なんて無理やから言うだけ無駄」と思って、行きたいと頼むことすらしなかったのだと思います。
そんな中で今回、旅行に行くことが決まり初めて胸の内を教えてもらうことができたのでした。
親としては、このきっかけがあったから気持ちが聞けた。そのことに感謝したい。
そんなこともあって、絶対にやり遂げたい!
私の夢と、長男の夢のダブルドリームの旅!!
次の話
そんな長男君、出発前日に中耳炎になってしまうのでした…
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