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空港でのアクシデント!子連れならではのトラブルとは!?【タイ子連れ旅3】

子連れならではのとんでもないトラブル発生

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こちらは家族でタイ旅行へ行ったときの体験談をつづったシリーズです。

とうとう13年振りの関西国際空港へ到着した時の話。

LCC スクートからの遅延のお知らせメールにより、心を掻き乱されたかーちゃんと何も知らない子ども達!さあ、どうなる!?

 

こちらのタイ旅行の記事は連載になっています。

本文の最初に前回の記事、最後に次回の記事を載せていますのでご利用ください。 

まとめてよみたい

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航空会社からの遅延メールに動揺

「18時発→0時発って…6時間もどーすんの!?何すんの!?子どもらに何て言おう…」

心のなかでは先程から変わらず、脳内討論会が続いているなか空港駅へ到着。

最後にこの空港に来てから13年。すっかりいろいろ忘れとる~(汗)

ハイテンションの子供達は改札を出るやいなや

「わーーーい!空港やーーー!」と、飛び出す。

それとは反対に、私は

「あわわ。北ウイングとか南ウイングってどっちやったっけ?チェックインカウンターって出発フロアでええのん!?」と、別の感じに舞い上がってしまい、各航空会社の載っている案内の看板とにらめっこ。

「スクート、スクート、スクート…って載ってない!?」

「と、とにかく出発フロアに行こか!って子どもら居らんし!」

「おーーーい!戻ってこーい!」

スクートの遅延メールを見てから、どうにもテンパってしまい、看板の文字がちゃんと頭に入って来てなかったのか、乗るはずの航空会社の案内がわからず。

とにかく出発フロアにいってみることに。

子供達は呼び戻され、なのに同じ道を行くことにブーブー文句を垂れながら

「かーちゃん、俺らの迷子の心配より、自分の心配しなきゃあかんのちゃう?(笑)」

だと!?

「いやいやいや!そんなん、どっちが迷子になっても困るねんから近くに居て!頼むから!」などと怒り散らしながら、なんとかチェックインカウンターへ到着。

ほー。JALさんのカウンターを間借りしてるのね。キレーなお姉さんがカウンターにいらっしゃいます。 

LCCの遅延の洗礼

本当に遅延なのか!?何かの間違いじゃないのか!?

などと、淡ーーい期待を持ちながらお姉さんのもとへ。

遅延の理由を聞くと、どうやら前の便が故障による整備のために遅れたとのこと。

そして、乗務員に超過勤務させられないので調整の結果6時間の遅延ということになったそうな。

なんだか。故障によるってとこにビビったり、超過勤務させられないってとこに安心感を感じたり。心の中は非常に複雑…(汗)

まっ。とにかく、6時間遅れることは確定したわけだ。

LCC ということで初めから、何かアクシデントがあったときに補償がないらしい。ろくな対応をしてもらえないかもしれない。

と、覚悟をしていたので案外すんなり受け入れることができました。

あわてて機内用荷物を詰め替え!

6時に出発して22時に到着する段取りで退屈しのぎのゲーム機やタブレットなど、機内持ち込み荷物を用意していました。

ゲーム機やタブレットは、LCC では必須らしいと聞いていました。

ましてや、うちは3人の子連れ。

機内で退屈してギャーギャー騒いだり、うろちょろしたがったりすると困るので
必死で充電満タンにしてきたのに、無駄な努力になりました(泣)

なにせ変更になった時間は夜中の0時発。多分子供達は秒殺で寝る。

…ってことは。

0時に出発して朝の4時に現地到着だと、そんな退屈しのぎグッズなんかより、寝るためのグッズが要るやん!

チェックインカウンターの横でスーツケースを開けて、せっかくきれいにパッキングした中身をしっちゃかめっちゃかにしながら寝るためグッズ探しスタート!

なんとか毛布がわりの大判バスタオルやウインドブレーカーなどを取り出して…。

あ、ヤバイヤバイ!

ムスメちゃんの紙パンツが要るよっ!

夜のおねしょははまだ心配なのよね~(汗)

LCCスクートの遅延対応はミールクーポン

そして、スーツケースを預け入れすると…

今回の遅延に対してのお詫びとして、ミールクーポンが発行されました

お一人様1000円分

4人なので4000円分

空港内の殆ど全てのレストランで使用できるものでした。

わーお!何も期待をしていなかっただけに、めっちゃうれしいわぁ。

出発前の食事代が痛いなぁーと思っていたので、ほんとに助かる~!

座席指定なしでも隣に座れた

そして、もうひとつ気になっていた、座席指定していなかった席順の問題。

こちらもあっけなく、当然のように全員隣同士にしてもらえました。

LCCは座席指定しないとバラバラにされるという噂があったので心配していましたが大丈夫でした。

窓側3席と通路を挟んで1席。誰が窓際かで揉めそうな予感がするけれど、これはまあ仕方ない(笑)

結果的に、まったく揉めずに座ることができました!

1泊目のホテルへ遅延の連絡

遅延が確定したということで、しなくてはならないことがさらにありました。

1泊目の宿泊先への連絡です。

あまり英語が得意ではないので、身振り手振りが使えない電話は苦手なのですが、今回のホテル予約は「じゃらん」でおこなったので日本のコールセンターに連絡すればオッケーなのでした!

格安のホテルとはいえ、子ども連れなのでいろいろ不安。日本語が使えたほうがいい。でも予算は少ないので日本人常駐のホテルはしんどい。

そんな私は、万が一の事が起こったときのために、この選択をしていたのでした。

グッジョブわたし!

ホテル代金は事前に前払いですが、ほんとうに助かりました。

※予約したホテルはこんなところでした

参照記事【子連れバンコク】安くて便利に泊まれる!家族4人が快適だったランブトリビレッジイン&プラザ

食事の前に事件は起こった!

さて。時刻は夕方5時過ぎ。食事にはまだ早いか。出発の0時までに7時間もあるもんね。

というわけで、機内持ち込みの荷物のリュック3個と手提げかばんひとつを持って

「空港探検したーーい!!」

というこども達の希望で、空港内をうろちょろすることに。

さっきまではスーツケースに乗っけてた荷物。それを背負ってうろちょろするのは重いな…。カートに乗せて押した方が楽やね。

と、いうことでカートに荷物を乗せて、いざ!

 

長男おにい「俺が押す」

次男ちいにい「なんでやねん!俺が先やぞ!」

おにい「俺が見つけたから」

ちいにい「俺が取ってきたやろ!」


さっきまではお互いに気分が高揚していたのがプラスに働き、いつになく二人で協力して荷物を持ってくれたりしてたのに、ちょっとしたきっかけでいつも通りの状態に。

そして、ムスメちゃんも参戦。

「あたし乗るから!おにいは乗ったらあかんから!」

荷物の上が居心地よい&面白そうと察知して、よじ登り始めるムスメちゃん。

仕方なく、じゃんけんで押す順番を決めた、おにいとちいにい。


じゃーんけーんぽんっ


「いえーい!!」

勝ったのはおにい。

ふて腐れるちいにい。

とにかく、空港探検に出発。


広いひろい空港内を端から端まで、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。


楽しそうにしながらも、しっかりとハンドルを握ってゆっくり安全運転のおにい。さすがA型長男(笑)

その後ろを面白くなさそうに、だらーりだらーりと着いて行くちいにい。

しびれを切らしたのか

「…そろそろ代われや」

と、ちいにい。

「なんでやねん!今押し始めたとこやんけ!」
と、おにい。

いや。それはない(笑)

「もう30分以上たっとるわ!ボケぇ!」

いや。それは言い過ぎ(笑)

 

「そろそろ代わったりぃ」

私、どっちの言い分にもウケつつ判定(笑)


おにいからハンドルを奪うことができ

「うおぉぉぉーーーーっ!」

ちいにい喜びの雄叫び。

そして

「うおぉぉぉーーーー!!!」

前方が空いているのをいいことに、猛スピードで突進!

荷物の上に乗っておおはしゃぎのムスメちゃん。

「キャハーーーー!」

これはあかん!誰かにぶつかったら大怪我するわ!

「あかん!止まり!ストップ!ストップ!」

私が叫ぶと、慌てて急ブレーキをかけるちいにい。

キュッと音を立てて止まるカート。


スローモーションで前に飛び出すムスメちゃん。


…ここで。

慣性の法則はご存知でしょうか?

理科で習いましたアレです。

急ブレーキをかけた列車に乗った人間が進行方向に倒れてしまうヤツです。

 

急ブレーキで止まったカートは、小学校で習った慣性の法則通りにピョーンと音がしそうなほどムスメちゃんを前に飛ばしました


ビタンっと床に叩きつけられるムスメちゃん。


「ぅぎゃーーーーーーん!!!!」


空港内をこだまする絶叫。

「あわわわわ」

大慌てで駆け寄り


鼻は折れてないか!?

歯は折れてないか!?


…よかった。

どちらもぶつけていないようで、血は出ておらず涙と鼻水でグチャグチャなだけ。

幸いにも、両手と膝を軽く擦りむいただけでした。

まさか!娘のサンダルが破損

「よ…よかった(涙)」
泣き叫ぶムスメちゃんを抱きながら、鬼の形相で振り返り
「このバカたれ!!」

さすがに悪かったと反省しているのか、シュンとしているちいにいに

「ちいにいはカート押すの禁止っ!!」

「はいーっ!ごめんなさい!」

鬼の勢いに圧倒されたのか、素直に謝るちいにい。

「ザマーみろ」それを見てニヤニヤするおにい。

シュンとなり、言い返すこともできずおにいの押すカートの後ろをトボトボ歩くちいにい。

ムスメちゃんは抱っこちゃん人形のように(古い!)私の体にしがみついてメソメソ。

でも。抱っこで歩くのもそろそろ腕が疲れてきた。

ムスメちゃんの気持ちも落ち着いて来たようだし、お願い自分で歩いて~(汗)

…と、床に下ろすと

ペタリ。

肌が地面に触れる音。

あれ?

裸足?

…………じゃない。

サンダルの底が抜けとる!!

マージーかー!

予備に持ってきたクロックスは!?

あーー………。

預け入れたスーツケースの中だ。

どーすんのこれ??


接着剤……か、新しく買うか?

接着剤で、また走ったりしたときに外れたら困る。

そもそも接着剤ではおそらく無理な箇所。

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また、いらん出費が増えるのか…泣ける。

とにかく、ムスメちゃんを裸足で歩かせる訳にもいかず。
かといって、私が抱き続けるのもキツい。

というわけでムスメちゃんには、またカートに乗ってもらうことになりました

さっきは、また落ちたら危ないからもう乗っちゃダメー!って言ったんだけど。
背に腹は代えられん。


「乗っちゃダメって言ったけど、裸足で歩いたら危ないからやっぱり乗ろっか?」

「落ちるからヤダ!」

「落ちないよ。今度はお母さんが押すから。落ちないようにそっと押すから。」

「やーだー!」

「お願い!乗って!ホラッ」

と、半ば無理矢理乗せてしまいました(--;)


こういうのもダブルバインドになるんでしょうか?

子どもに対して、やっちゃダメだなー。

こういうことはしたくないなー。

と常日頃思っていることを、焦っているとついついやってしまいます。


ダメな私。


と気になってしまう、毒親育ちの私なのでした。

そうそう!それよりもサンダルをどうにかしなきゃ!

 

つづきます

 

次の話

 

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