80歳になったら家族の聞き取り義務化と免許の強制返納希望!免許返納問題わが家の場合
以前から世間を賑わしている免許返納の問題。
もうすぐ80歳になる義父と同居しているわが家の場合は、こんなふうに困っています。
同居の義父は80歳
もうすぐ80歳になる我が家の同居の義理の父は、自分専用の車を持っています。
車がないと不便で生活ができないような土地柄ならいざしらず、わが家が住んでいるのは 政令指定都市のど真ん中、駅から3分、バス停までも5分もあれば行ける場所に家があるんです。
そうです。
免許などなくても十分暮らして行ける場所なんです。
しかもわが家にはもう一台車があります。
それは夫が乗っている車なのですが、わが家の経済状況から行くと2台もの車を所有している場合ではないのです。
私たち夫婦もギリギリの経済状況ではありますが、義理父もとても裕福と言える状態ではありません。
いや、というよりも一人では経済的に生活していけないので、私たちと同居が始まったのです。
そんな状態にも関わらず、家に入れるべきお金を使って、自分の車の維持費にあてているのです。
義父が車を手放さない理由
こんな状況なのに車に乗り続けるのはなぜか?
理由はいくつかあります。
- 車が好きだから
- 歩きたくない
- 雨の日に濡れたくない
- 自己顕示欲
1ヶ月のうちに車に乗るのはせいぜい5~6回。
義理父が出かける場所は、大抵が徒歩や自転車に乗っての距離での行動がほとんどなんです。
しかし、雨が降っている時には必ず車に乗って出かけて行きます。
この程度の使用頻度であれば、その都度タクシーを使っても車の維持費と大差ないかもしれません。
そして、車を磨くのが趣味なのか、汚れてもいないのにしょっちゅうワックスをかけています。
車が好きだということもあるのでしょうが、私から見ればピカピカの車を所有しているという自己満足のため、ようするに自分の欲を満たすためだと感じてしまいます。
高齢ドライバーである義理父の性格
義理父の場合は 自分は人とは違うと思っている節が多々あります。
よく自分でも、他の年寄りとは一緒にするなという発言をしますし、病気をしていたり生活が苦しかったり、そういった同世代の人などを見ては、やたらと気の毒がります。
その時の言い方が、自分は全く違う高みから覗いているというような印象を受けるのです。
明日は我が身かもしれないのに、そういう考えは全くないようなのです。
「自分は特別」
ある程度、誰でも少しはそういった感覚はあるかもしれません。
自分だけは病気にはならない。
事故に遭うような不運な目には遭わない。
人に騙されたりはしない。
人はつい、そんなふうに思ってしまう傾向があります。
しかし義父は、その要素がとても強い人なんです。
人間は年をとると本来持つ性格の傾向が強くなる
こういう人間に助言をしても、全く聞いてもらえないです。
今現在はボケているわけでもなく、病気をしているわけでもありません。
しかし年齢相応の判断力の低下や、とっさの時の体の動きは徐々に衰えてきています。
なのに、今すぐには免許の返納はしてもらえない。
しかし数年以内には、きっともっと衰えてくるでしょう。
人間は年をとると本来持つ性格の傾向が強くなるといいます。
なので、きっとその頃には、さらに意固地になっていたり、本人の万能感が増しているかもしれません。
その時に、果たして納得して免許を返してくれるのでしょうか?
今現在でも、義理父に免許返納の話や、車を手放す話をするといつも嫌な顔をして返事もしません。
自分にとって都合の悪い話や耳の痛い話をされる時には、いつも聞こえていないふりや全く会話に入ってこず、話を終わらせようとします。
こんなふうに話し合いのできない相手には、どうすればいいのでしょうか?
同居している以上、何かあれば責任はこちらに降りかかってきます。
認知症になるとこんな恐ろしいことが…
そしてさらに。
認知症になった場合には、自分が免許を返納したことも忘れてしまい、たとえ鍵を隠したとしても、車を処分したとしても、無駄だということを聞きました。
というのも、自分の車だと思い込み、隣の家の車に乗って出かけてしまうのだそうです。
こんな風になってしまっては、もう対処のしようがありません。
昨今の高齢者虐待だと叫ばれるなかで、家の中で縛り付けておくわけにもいかず、ただただ家族はうろたえるばかりになることでしょう。
本当に恐ろしいです。
80歳になったら強制失効!全員免許返納!!そのあと再取得を
そこで思いついたのがこんな方法です。
80歳になったら運転免許証を全員失効させてしまうのです。
失効した方達にはいったん免許を返納してもらい、本当に必要な場合であれば、もう一度免許を取り直してもらうという制度はどうでしょうか?
高齢者と言っても個人差が大きく、本当にまだまだ大丈夫な方もたくさんいると思いますし、実際に生活に必要不可欠という交通手段がない地域に住まれている方もいます。
そういった方にとっては、免許返納は死活問題だと思います。
しかし、わが家の義理父のように、道楽や自分の楽しみのためだけに車を運転している高齢者は、強制的に免許を返納できる仕組みを 作っていただきたいのです。
そしてその後は免許の必要度合いや能力に応じて、再度免許を取得してもらうと言う システムにしてしまうのです。
そして更新は1年ごとにするのです。
高齢者は半年や一年で 随分と老化が進んでしまい、できなくなることが増える。
そんな人を多く見てきました。
この免許返納の問題や、介護にしても、あまりにも同居の家族に負担が大きいことが多すぎます。
せめて家族への聞き取りを
80歳になって免許失効。
これは今すぐに実施できないとしても、家族や近親者が居る場合は、せめて聞き取りだけでもしてもらいたいです。
免許更新の際に、現在は本人だけが免許センターや最寄りの警察署に行くシステムになっていますが、同行または郵送などで運転適合者かどうかの意見を身近で接している人から聞いてもらえる仕組み。
これならそんなに難しくはないのじゃないでしょうか?
新聞やニュースなどでは、事故を起こす前から運転が心配だったという声がよくありました。
この方法を採用すれば、未然に防げる事故があるかもしれません。
説得できそうならこんな方法も
免許返納問題に関して、こんな方法があると聞きました。
なんと、ドライブレコーダーの無料貸し出しがあるそうなんです!
貸し出しの目的は、自覚の無い高齢運転者に対して、衰えた運転技術を自覚してもらうためだそうです。
ブレーキ、アクセルの踏み間違いや標識の見落としなどが大きな事故の前には頻繁にあるそうなので、事前に自覚して自主的に免許を返納してもらえたら助かりますね。
説得が可能な相手であれば、試してみる価値がありそうです。
実家の父が免許返納した話
実は、私の実父の方は数年前に免許返納を済ませています。
当時74歳でしたが、あるきっかけですんなり返納に応じてもらえました。
こう書くと、とても物分りの良い人物を想像されるかもしれませんがとんでもない!
自己中のモラハラDV野郎がそのまま年を取った人間なのです。
そんな実父がどのようにして免許返納に至ったか?
その時の話は、また後日記事にまとめたいと考えています。
まとめました!
悲劇を増やさないために
こういう言い方は極端かもしれませんが、この先の命が短い、そんな人間がこれからの時代を作っていく若い人間を、身勝手な理由で死なせてしまってはいけません。
近頃の高齢者はとても元気な方が多いです。
同じ年齢でも一昔前のお年寄りとは違います。
スマホを操り、海外旅行に出かけ、友人たちとおしゃべりを楽しむ。
そんな高齢者もたくさん知っています。
そうです。やっていることは若い人と同じなんです。
だからきっと、周りも自分自身も勘違いしてしまう。
高齢ドライバーの事故は、そういうことから起こってしまう悲劇なのかもしれません。
だからこその免許返納義務化!切に願ってやみません。
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