硬くて太くてクセ毛で扱いづらい私の髪に世界の美容師が泣いた!
硬い、太い、クセ毛という髪を持つ私。
大人になったら…
子どもを産んだら…
という
「髪質変わる伝説」
を信じて生きてきましたが、まったく何の変化もありませんでした。
そんな私、過去に日本以外のヘアサロンで髪を切ってもらったことがあるんです。
美容師さん泣かせのこの髪が、海外ではどうだったか?
結果を先に言うと、ひどい目に合いました…。
美容師も泣かせましたが、私も泣きました(T_T)
その時の体験談です。
サラサラの髪をお持ちの方は、ここからは読まないでください!
私の髪に対するコンプレックスが、煮詰まってドロドロになっているので、見られることは屈辱です!
…うそです(笑)
コンプレックスはほんとうですが、読んでほしいです!
ってか、私の心の叫びを聞いてーーーー!!
私の髪は扱いづらい
私の髪は、びっくりするくらい硬くて、手のひらに刺さったことがあるくらいです。
そして太い。
その太さたるや、普通の人の3倍はあります。
そしてクセも強く、ウェーブがかった髪とチリチリとした縮毛が混在しているのです。
海外になら私の髪を扱える美容師さんがいるのでは!?
実は、こんなにコンプレックスを感じている髪なのですが、過去にはいろいろと冒険もしました。
なんと海外旅行の旅先で、現地の美容師さんに髪を切ってもらったことがあるんですよ。
もしかしたら、私にぴったりの髪型があるはず…
この髪の魅力を引き出してくれる美容師さんがどこかにいるはず…
そんな幻想をいだいていた私。
幻想というか妄想。
その頃、海外旅行が好きで、よく出かけていました。
「どこかにいる私を素敵にしてくれる美容師さん」
への妄想を抱えていた私は、迷わず現地でのヘアチェンジを実行したのです。
インドネシアバリ島の人はクセ毛が多い
場所は20年前のバリ島。
行かれた方は知っていると思うんですが、バリ島のあるインドネシアの人って、クセッ毛の人が非常に多いんですよね。
女性はだいたいが、ゆるいウェーブの黒髪を腰まで伸ばしてまとめている。
男性は天然パーマを生かしたちょっとウェーブのかかったショートヘア。
そんな人ばかりなんです。
バリ人でサラサラヘアーの人って見たことない!
そのくらいクセ毛率が高い場所なんです。
バリのサロンなら私の髪を素敵にできる!?
そこで私は何を感じたのか。
それは
「もしかして、ここバリ島の美容師なら私の髪をうまく扱えるんじゃない??」
ということなのでした。
さっそく試してみたい!
そう思いましたが、ヘアサロンの当てなど無く、しかも時代は今と違いネットなどもありません。
ポケベルから携帯電話に移行して数年たった頃ですから。
仕方がないので、滞在していたホテルの近くにあったヘアサロン…というか、美容室のようなお店に入ってみました。
そこは、観光客相手のお店ではなく、主にローカルのバリ人相手に商売をしているお店なのでした。
メニューも会話もすべてインドネシア語。
担当になってくれた美容師の女の子と身振り手振りを交えながら、なんとか伝えたのが
「髪が多くてまとまらない」
「クセが強くて大変」
「あまり短くせずにどうにかして欲しい」
ということでした。
それを聞いた担当の美容師さんは、私の髪をさわることもなく、まず先にメニューを決めて欲しいと言ってきました。
カット?
パーマ?
いや、だからそれを相談してるんだけど!!
意思の疎通が難しい中で、どんな風にしたいのかという話をがんばって伝え、オロオロしていた美容師のお姉さんがたどり着いた結論が
「ストレートパーマにしたらどうか?」
ということなのでした。
バリ島でストレートパーマに挑戦
ご存知でしょうか?ストレートパーマって。
今は縮毛矯正という技術があるので、もう使われなくなってきていますが、でっかいパネルを何枚も使って、そこに薬剤をつけた髪を貼り付けるのです。
縮毛矯正は、曲がった髪の組織を1度ほどいて、まっすぐつなぎかえるのに対して、ストレートパーマはパーマ液でストレートになるようにパーマをあてるってことなんです。
ゆるいクセ毛なら多少は効果があるようなんですが、私のような剛毛クセ毛の場合は、ほとんど効果が得られないタイプの方法なんです。
その後に出てきた縮毛矯正の方が効果的なので、私はもうストレートパーマをすることはありませんでした。
しかしその頃の日本では、縮毛矯正が出て間もない頃で、値段も高く、薬剤や技術も今よりも劣っていました。
時間も長くかかり、1回の矯正に5~6時間かかっていましたよ。地獄。
そんな背景があるなかで薦められたストレートパーマ。
普通なら手をだしませんよね?
私は合わなかったから止めとくわってなりますよね?
ところがどっこい。
「このクセ毛さんの多いバリ島であれば私を素敵にしてもらえるかも」
という妄想に取り付かれていた私は
「ここのストレートパーマはひと味ちがうに違いない 」
と思ってしまったんです。
どうかしてます。
ええ。冷静に振り返れば完全にどうかしています。
そしてバリ島でのストレートパーマ、価格だけはめちゃくちゃ安く、当時のレートがよかったせいもあり、700円程度しかかかりませんでした。
そんな「安い」という理由に背中を押されたこともあり、何を血迷ったのか勧められるままにとうとう
「ストレートパーマ」
を施してしまったんです。
効果がないの知ってるくせに。
バリ島でのヘアチェンジの結果は!?
バリ島でのヘアチェンジの結果は…
はい。結果はみるも無残なものでした。
髪がまっすぐになるわけがなく、うねった部分あり、ホウキみたいにパサパサまっすぐな部分あり。
いやね。
まずはじめの髪をとかすところから感じてはいたんですよ。
剛毛に引っ掛かるクシを、がっしがっしと思い切りとかしまくり
「いででででーーー!」
と、リアクション芸人のようなありさまになっていたり。
髪に薬液を塗っていくときに、髪のブロックの分け方が半端なくおおざっぱだったり。
根元と毛先って痛み具合いが違うから根元に薬液を塗ってから毛先に行かないとってのは素人の私でもわかるんだけど、なんか順番がおかしかったり。
結果
「私の髪を素敵にしてくれる」
という想像とはかけ離れた
「パサパサほうきヘアー」
が出来上がったのでした…
そして、その後の痛みっぷりもスゴかった!!
最後に追加メニューで、バリ島伝統の
「クリームバス」
もしてもらいました。
クリームバスとは、バリ島流のトリートメント方で、今は日本でも施術しているサロンも多いですが、当時は現地でしかできませんでした。
天然フルーツやオイルをふんだんに使ったクリームを、たっぷりと髪に含ませてマッサージを受けるのです。
髪がツヤツヤになり、マッサージ効果で頭皮もスッキリ。
しかし、そのクリームバスの威力すら焼け石に水。
どうしようもなくパサパサになってしまった髪には、効果が薄かったです。
ストレートパーマからの施術中、担当の美容師のお姉さんはずっと、困ったような顔や泣き笑いのような表情を、くるくるさせていました。
きっと、見たことないくらいに髪が多かったんだと思います…。
バリ人は、くせ毛が多いんだけど髪は多くなさそうだもんね。
そのお姉さんもほどよい量のウエーブのロングヘアーが素敵でした。
そんなクセならいいんだけどね。
あー。残念。
結論!日本の美容師の腕前はスゲーや
このときの海外でのヘアサロン体験で、感じたことは
「日本の美容師の腕前はスゲー!」
ってことでした。
なんというか、仕事(髪の扱い)が丁寧で細かい。
おそらく、薬液の質もいい。
サッカーの本田啓祐選手なんて、わざわざイタリアへ日本から美容師を呼びつけていたくらいなのに。
なぜに私は、わざわざその日本からバリ島へ来てストレートパーマなんぞをあててしまったのか?
妄想に溢れたお年頃だったから。としか説明ができません(汗)
ニューヨークやロンドン、パリなどの都会ならまた違ったのかもしれませんが、日本の技術力の高さを感じた出来事でした。
バリじゃなくてパリ(笑)
しかしまぁ、めったにない面白い体験ができました。
鉄板ネタがゲットできたということで、笑える話題を提供することが出来ますし、このようにブログに書くこともできました。
なにごとも経験ですね!?
海外旅行中にへんな髪型になってしまったという。
そんな20年前の、昔のバリ島でのお話しでした~。
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