「きっとうまくいく」はインドの現代社会の問題を鋭く切り取ったヒューマンドラマ&学園青春ストーリー
総合評価
★★★★★
2009年公開
きっとうまくいくのあらすじ
主人公の失踪から物語は始まる。
時は戻り大学生時代、青春を謳歌する3人の若者たち。
学歴偏重の学内では自殺者が出るほどのひどいありさまをなんとかするため戦う主人公たち。
奮闘のかいあって、大学の空気が変わり始めたそのときに、突然居なくなってしまう主人公。
後半は、その彼を探すサスペンスへと物語は進行していく。
果たして、親友たちは再び出会えるのか!?
進路や恋に悩み、傷つき、成長するストーリーは世界共通で共感を呼ぶ。
この映画をオススメな人
- インド映画が好きな人
- これまでのインド映画は苦手だった人
- 青春ものが観たい人
- サスペンス&ロードムービーか好きな人
きっとうまくいくの良い点
- インド映画特有の歌やダンスが楽しめるけどくどくない
- 世界共通の若者の悩みに誰もが共感できる
- インド国内の事情を知ることができる
- 農村部や山岳地帯の素晴らしい景色に癒される
きっとうまくいくの悪い点
- よくも悪くも3時間という長い作品
- ごった煮のように色々詰め込みすぎて展開が速すぎる
きっとうまくいくの感想
インドの大学を舞台に、友情、貧困、愛と笑いを含んだヒューマンドラマ。
学歴社会へのアンチテーゼも鋭く、現代のインドの問題だけでなく、世界中の若者に共通する悩みを描いた大作!
インド映画らしく歌ありダンスありだけど、まったく鼻につかずに見ることが出来ました。
とにかく、明るく元気な大学生たちが成長する姿に元気をもらえます。
インド映画はちょっと…
という人にこそ観てほしい!
きっと印象が180度変わりますよ。
とても印象に残ったのは、インドのとても優秀な工科大学が舞台なので、そこにはすごい天才もたくさんいて。
なんとドローンの原型となる非行物体を作った学生がいたのでした。
残念ながらその学生は、自分の発明が世の中を変えてしまうことを知らないまま亡くなってしまうのですが…
この作品はハリウッドにも影響を与え、スティーヴン・スピルバーグやブラッド・ピットも賞賛しているそうなので、いつかハリウッドリメイク版ができるかも!?
ちなみに、原題は「3 Idiots」で3バカという意味だそうです。
「きっとうまくいく」の日本のタイトルは劇中に何度も出てくる「ALL is well」からきているのですね。
こちらのタイトルの方が内容としっくりきますので、私は大成功だと感じました!
とにかく、おすすめの映画ですので、ぜひみてください!
総合評価
総合評価
★★★★★
ほんとうに元気をもらえるので星5つ!
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