薬以外にADHDの特性への工夫や対処法はあるのか?
ADHDと診断された息子に対して、病院では薬をすすめられました。
しかし、「脳や神経に作用する薬」ということに抵抗を感じてしまい、その時すぐには受け入れることができなかったのです。
そこで私は、なにかよいアイディアや生活の工夫はないものかと探す上で、SNSを通じて質問をしてみることにしました。
【拡散希望】経験者の方にお聞きしたいです。
— やすちん@旅する同居嫁/ブロガー (@yasuchinchi) June 15, 2019
中学生の息子がうっかりが多くて本人が悩んで、先日精神科に相談に行きました。
心理テストの結果、ADHDと言われコンサータかストラテラの服薬を薦められましたが、抵抗があって保留にしています。
気になっているのは、中学生とはいえまだ子どもなので
内容の全文
中学生の息子がうっかりが多くて本人が悩んで、先日精神科に相談に行きました。
心理テストの結果、ADHDと言われコンサータかストラテラの服薬を薦められましたが、抵抗があって保留にしています。
気になっているのは中学生とはいえまだ子どもなので、副作用の心配と薬以外で改善できることがあればと思ったんです。
ずっと飲み続けることになるのも不安だし、やめると反動みたいなのは無いのかとか…。お聞きしたいのは
薬以外でこんな工夫してます!
薬を飲んでどうだったか(効果・副作用)
飲んでいたけどやめた(その理由)
などです。
ちなみに私も小学生の頃からうっかりが多くて「のび太」みたいでした。
大人になっても失敗ばかりでしたが、メモを取りまくるなど徐々に自分で改善方を見つけて、今はずいぶんましになっています。
結局、診断などは受けないままですが、振り返ると私も多分ADHDだよなぁと思っていて。
だから、息子の気持ちがわかるんです。
怠け者だと思われたり、やる気がないと思われて、自分でもそう思っていました。
診断を受けてよかったのは、息子が自分の状態を知ることができたこと。
「知れてよかった」
と言っています。
そんな感じで服薬について悩んでいます。
アドバイスや経験談などお聞かせいただけると助かります。
どうぞよろしくお願いします。
このときのアドバイスや経験談で、多くの方の服薬体験談を聞かせてもらいました。
薬を飲んで「効いた」「効かなかった」「副作用があった」「副作用はなかった」などです。
その「服薬について」だけをまとめた記事も書いていますので、あわせてお読みください。
ここからは、ツイッターでいただいたご意見やアドバイスをまとめました。
読みやすくなるように、複数に分かれていたツイートをまとめたりの加筆修正をしていますが、ほぼ原文通りを載せています。
ADHDの特性への生活の工夫
ADHDの特性に対して、こんな風に生活の工夫をされているというお話を教えてもらいました。
まずは精神保健福祉士をされている方からで、とても具体的で取り入れやすかったです。
周囲にいるADHDの人たち(大人)は、服薬と並行して予定をわかりやすくする工夫や、片付けられるようにする工夫、をしています。
- 財布は数えやすいように持ち歩けるコインカウンターに
- スケジュール管理を携帯のアラーム
- 手帳ではなく大判のスケジュールノートで見やすく、書きやすく、無くしづらく
- 自分の部屋の引き出しにテプラで中身を貼り、引き出しやすいようにする
などの工夫をしている人たちがいます。
また、お医者さんやお住まい市町村の社会福祉協議会は、お茶会や悩み事を話し合えるサークルの情報を持っているかもしれませんので、探してみてください。
直接会える仲間からはきっと励ましや知恵を得られると思います...
自分だけのライングループ 作って、忘れたくないことはメモして、定期的に読み返してやったか確認する。
流れて欲しくないことはラインのノートに。
ストーリー性をもたせて記憶する。
ウチの子も忘れ物多くて一緒に確認する等やっていましたが...
1番効果的だったのは、必要そうな物は全部持っていく!!でした
職場の部下がADHDだった方からの経験談とアドバイス
職場の部下がADHDだったとい方からの経験談とアドバイスです。
ADHDなどの発達障害の方ってご自身で気付いていない方が多いですよね。
今でこそ薬が処方されますが、薬なしでやって来てる方(やれてる方)多いですし。
なので無理して飲まなくても良いかなと思いますが、その為には物忘れや注意欠陥、コミュニケーションなどの弱点の強化が必要かと。
発達障害の方は周りから勘違いされやすく理解を得るのが難しいと思います。
僕も職場の年上の部下が明らかに発達障害で、その方のフォローに2年くらい悩まされました。
その人が嫌で仕方なくて。。。本当に「クビにしするしかないか?」とまで。
しかしADHDやアスペルガーの事を知り僕が接し方、指示の仕方変えたら関係が良好に。
相手のミスも減りました。
息子さんは自分で気付いて悩むという事は自己分析や向上心が優れているんですね(*´꒳`*)
物忘れならメモを取る、(手に書く)など工夫で乗り切る方がいます。
将来の仕事も適正なもの選べば大丈夫でしょう。
誰かも書いてましたが、発達障害の方は得意分野で天才的な能力をお持ちの方多いみたいです。
自分で悩んで相談してADHDだと気付いた息子さんはほんと素晴らしいですね工夫次第できっと何とかなると思います。
陰ながら応援しています。
きっとぴったりの仕事ありますよ。
折角気付いた息子さんがADHDをレッテルみたいに感じてしまわないか少しだけ心配です。
あくまで短気とか優しいとかそういう性格とおんなじくらいに考えれば良いと思いますうっかりしやすい特徴があるだけです。
息子さんに是非「人生楽しんで」とお伝え下さい!
ADHDと診断されたら学校との連携が大切
学校との連携が大切だということも教えてもらいました。
まずは、中学校で支援員をされている方から。
中学校で支援員をしています。
うっかり の理由によりますが指示を聞けない生徒は多いです。
注意がそれてしまう、記憶を多く留めるのが苦手、聞き取りがそもそも苦手などなど。
学校との連携(授業中の様子など)ができると学校生活(対人、学業)はよりよくなるかも、です。
見当違いならすみません汗
注意がそれやすい場合、席が前になるだけでも先生の話聞ける子もいます。
プリント整理が苦手な場合、用途別に入れられるファイルを用意するなど、知恵で対応できることもあるかも、です。
ちなみに支援員や、支援級の利用は、親の要請有る無しで、介入できるか変わります。お子様のよい未来を祈って!
確かに年齢的には周囲気になりますよね。
先生に相談しにくい、何となく分かります。
未だに根性論的な指導を○とする方もいますし…
特別支援教育の担当は全ての学校にいるはずなので、担任の先生が難しければ、そちらからも有りかもですが。
心配は尽きないかと思いますが、応援してます!
息子ASですが小学の時薬の服用を考えました
コンサータです
しかし飲むと身長が等副作用が気になりました
まずは学校に診断が出たことを伝えましょう
支援計画を立ててもらえます
誤解も減り叱られにくくなります
それだけでもかなり違います
学校への支援要請凄く大事です
今年息子高校に行きましたが支援要請引き継ぎ希望しました
学校に赴き伝えるべきことお願いしたいこと伝えてきました
今は偏見も少なく割りと理解してもらいやすいです
行くと忘れちゃうので行く前にまとめておくと良いです
聞くより見るが得意ですとか支持は明確にしてください
友達とトラブルがあったらまず聞いていたか確認してください←無視ではなく聞いてなくて問題になりがちとか
帰り明日の時間割り等書く時間を作ってくださいとか
ポイントは子どもの為でありながらみんなにとってもプラスになるよう風に伝えること
1人だけ特別にはできませんと言われないように
他の子たちにもプラスになるならと学校は動いてくれやすいです
心配なのは二次障害
当事者の方からは、二次障害のことをご心配いただきました。
私と息子と娘がADHD当事者です。
私はコンサータ飲んだことで成功体験が増えて生きるのが楽になりました。忘れ物しないし話が聞ける。
息子さん自身悩まれているのは二次障害一歩手前だと思うので…お薬試してみても良いのではないかと思いました。
参考にはならないかもしれませんが
私は診断を受けたのが20歳過ぎてからで、学生時代にきっとその二次障害で鬱を発症しました。
あのとき薬を知っていればなぁと思ったりしております。
私は理解してくれるパートナーに出逢えて、もちろんこれまでの道のりもゼロからのスタートだったので、大変なことはたくさんありましたがとても充実して楽しく過ごしております。
その他のADHDに関する情報
その他のADHDに関する情報です。
私自身、知らなかったことが多くあり、とても勉強になりました。
ADHDの子は、裏表ないから可愛いですよ。
ADHDの場合、年齢×2/3で見てあげて下さいね
中学生でも精神年齢は、小学生
発達児の場合、裏表ないんですよ
感情表現が素直で傷つきやすいです
発達障害は脳の機能障害。
治す、ではなく特性を「活かす」
素直ですから、真っ直ぐ育つと本当に可愛い息子。
今だに私とハグしてから通学してます笑
私は小学生から他人との違いに悩み、中学生から悪化し、社会に出てから底へ着き、という人生でした。
味方でいてくれる、見守ってくれている誰かの存在をご本人が認識することで、悪化はゆっくりと進むと思います。
また、親御さんの支えにより、悪化しないケースもあると考えます。
私の場合は、中学生から病院を転々とし、自分から「辛いから病院に行きたい」と言ったにもかかわらず、だんだんと母の方が一喜一憂してしまうようになり、誰のために病院に行っているのかわからなくなりました。
お子さんが今落ち着いているのであれば、自分とはなんぞやと考えてしまうようであれば、話を聞いてあげる事が一番大切なのではないかと思います。
私はまだ自分自身の病気や障害については理解できていない部分が多いですが、当時のことを思い返すと、薬はいらなかったかなと思います。
理解しようとしてくれている感が一番欲しかったです。
頑張ってくれていた母に気付くのは大人になってからでしたので、今はまだ焦らずじっくりお薬のことも話し合って、お子さんの意見を尊重してあげてほしいです。
こればっかりはその子の特性とか障害の度合いによると思います。
発達障害はグラデーションなので、「わたしは投薬が合ってた」「薬なしでもいけた」という個々の例は、すべての人には当てはまらないのです。
実際にトライ&エラーを繰り返すしかないのではないでしょうか。
ちなみに、便秘がちだったり腸内環境が悪かったりするのも、集中力のレベルが変わったりします。
うちの子はうんちが出た日はテキパキしてるんですが、そうじゃない日は行動が遅くなります。
いろんな方の生活の工夫を試しながら、お子さんがベストな生活が送れるようになるといいですね。
もともと発達障害者は消化能力が弱いらしくて…。
下痢か便秘が慢性的にあるんですよね。
感覚過敏とかもそれと関係しているように思います。
ある程度お腹の調子を改善するだけでも、毎日の生活が変わるような気がします。
心理テストでADHDの疑いがあるからと薬を進められても、実はADHDではないということもあるようです。
WAISという知能検査でより詳しくわかると聞きました。
子供版もある様なので、疑いがあったけど受けてみたら実は違った、ということがあるかもしれません。
仮に該当する場合、物忘れ等が問題であればADDの方が編み出したバレットジャーナルという手帳の付け方が参考になるかもしれません。
編み出した本人のライダーキャロルという方が始め方の本を出してますので、気になるようでしたら一度参照されてみてはいかがでしょうか(^^)
他の方とかぶっていたらすいません。
発達障害持ちのyoutuber のご紹介となります。色々問題への対策を紹介してます。
Youtube:https://youtu.be/pifdiO7aCkc
サイト:https://www.adhd-room.com/youtube
特集記事:https://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/popress/feature/CK2017091002000226.html …
ご本人が発達障害持ちの様子ですので、ご参考になればとおもいます。
Nバック計算っていう勉強法がありますよ。 ワーキングメモリーが苦手だと思うので鍛えられると思います。
詳しくはNバック計算でググってみてください
前の計算を覚えて次の計算の時に前の計算するやつです
川島隆太教授の鬼トレってDSのソフトにありますよ。
ストラテラは昔飲んでました。
息子さん、まだ中学生なら、児童精神科の資格を持つ小児科医に相談してみては?
医療スタッフとして9年前に私が勤務していた個人医院の小児科医がその資格を持っていました。
ユーチューブや、ワーキングメモリを増やすトレーニングができるアプリやゲームなど、知らなかったことばかりでした。
アドバイスくださったみなさま。
ほんとうにありがとうございました!
これから、息子と私にあった方法を探して行きたいです。