全く家事をしなかった夫が同居したとたんにこうなった!【わが家の場合】
私達家族は、夫婦とその子ども達3人の、5人家族として暮らしていました。
しかし、5年前に夫の母が亡くなり、残された義理父と同居するということになり、その同居生活も3年になりました。
その同居生活で自身の父と再び一緒に暮らすことになった夫に、こんな風な変化があり驚くことがあったんです。
これから同居を考えておられる方の参考になれば!
嫁の私自身にも変化がありました。その時の記事はこちら
同居前には家事をしない夫だった
同居前は、全く家事をしなかった私の夫。
うちの夫が家事をしないというのは、家事をしたくないというよりも、自分も家庭を回していく一員であるという自覚が無かったのだと思う。
甘やかされていたわけでは無さそうなのだけど、夫には姉と妹がおり、女姉妹に挟まれて居たためか、家事をしないのが当たり前みたいに出来上がってしまっていた。
しかも、結婚するまでずっと実家暮らしで、家事をしなくても済んでいたのだ。
やったこともないし、やる必要もなかった。
こんな理由で、現代社会においての結婚生活のパートナーとしては、とても残念な仕上がりになっていたのでした。
ひとり暮らしをしたことが無かった夫にとって、家事とはどのようなものか全くわかっていなかったのだと思う。
自分が食卓に座れば何か食べるものが出てきて、汚れた服はいつの間にか勝手にいい匂いになって畳んであるのだ。
風呂は水を流すから汚れたりしないと思っているし、トイレは誰かがまめに掃除しなかったら公衆トイレ並みに臭くなるとは想像もできないのだ。
残念な部分だけど、鞭でしばいたりしても急には変えられないので、時間をかけてやっていくしかないなと、腹をくくってほとんどのことを私がやっていた。
子育ても、家事も。
しかし、子どもがひとりの間はまだどうにかなっていた家事育児も、ふたり目が生まれてからは状況が変わってきた。
キツイ。無理。手が回らん。
夫が仕事から帰って来る頃に食事が出来ていなかったり、掃除を何日も出来なかったり。
そんな時には、代わりに食事を作ることは出来なくても、お弁当を買ってきたりするなど、夫なりの気遣いはみせてくれていました。
しかし、掃除に関しては違いました。
夫は、私よりもずっと、家の中が散らかっていたり汚れたりしていることに対して鈍感な人間だったのです!
あ、ちなみに私はかなりズボラな方なので、神経質に家をピカピカにしておきたいということでは無いんです。
髪の毛や食べこぼしのパンくずなどの汚れが目に付いてきたら掃除機をかけたいと感じたり、お風呂やトイレが臭かったら嫌だという程度です。
鏡を磨き上げたりしませんし、窓を拭いたこともほとんどありません!変な自慢(笑)
私が、部屋が散らかっていたりトイレが臭かったりしてイライラしていても
「え?そう?どこが汚いん?」
と、どこ吹く風です。
その様子を見ては余計にイライラしたものでした。
同居後は夫に驚くほどの変化が!
そんな夫は、同居することによりこんな風に変わりました。
食事の準備をする。
なんだったら、調理の段階から手伝う。
ゴミ出しの曜日を気にかける。
お風呂掃除も私が出来なかったときはしてくれてるように。
そして部屋の掃除に関しては、以前よりも3割り増し程度ですが、片付けや掃除をしてくれるようになりました。
夫の驚くほどの変化の理由
どうしてこんな風に変わってくれたのか?
夫の驚くほどの変化の理由を考えてみました。
すると、思い当たることがいくつかありました。
実は同居前に、私は自分が不安に思っていることの内容や、きっとぶち当たるであろう夫婦の危機について話し合いをしたんです。
世の中には、同居がうまくいかずに離婚されている方も多いですし、同居前にすでに私のメンタルはかなり不安定なものになっているのを自分でも感じていましたので。
「同居 失敗」
「義理親 同居 デメリット」
などと検索しまくり、少しでも自分の気持ちを落ち着かせてくれる答えを探していました。
いや、結局そんな安心できる答えは無かったんですがね。
そんな情緒不安定な私は、夫に対してこんな話をしました
「義理父さんは、家事を一切しない人だった。それは仕方ないし変えたいとも思わない。だけど、あなたまで同じ状態になるのは耐えられない。」
私はこんな想像をしていたんです。
食事を作る私。
家族6人分の量は、かなりある。それを毎日。
その食事が出来るまで、テレビを観ながらくつろいでいる義理父。
そんな義理父の背中を見て育ってきた夫が、その横で同じようにくつろいでいる姿。
そして、そんな彼らを見て育つのは、今度は私の子ども達。
俺達はゆっくりしていればいい。何もしなくても自然に食事は出てくるのだから…
そんな感覚がしみついてしまったらどうしよう!
アカンアカン!!教育するのは子どもらやないない!先にとーちゃんやん!
「私が家事をして働いている時に全員がテレビの前にいる状態を見せられたら、私はここには居られません。どうぞ家政婦さんを雇ってくださいまし。」
というような内容を、もう少しえげつない感じで伝えました。
そんな話をしたことも影響しているとは思いますが、もうひとつ、きっとこちらの方が夫を動かすきっかけになったのじゃないかと思い当たることがあります。
それは、他人からの意見です。
んー。意見というか、感想でしょうか?
「えっ!同居するの!?スゲエな嫁さん!!」
「親子ローンだなんて、負の遺産…」
「うわー。うちは無理だわー。」
などといった感想のシャワーを浴びまくって、気がついたようだったんです。
「はっ!今どき同居ってスタンダードじゃないのか!」と。
それまで夫は
「長男は家を継ぐもの」
「老後の親の面倒をみるのが子の務め」
などといった事を小さいときから刷り込まれて生きてきました。
真面目で優しい人なので、素直に信じて来たのでしょう。
しかし、なんということでしょう。
それは、義理父が自分の気持ちを押しつけていただけのマイルールだったのです。
こんなに世間の人がビックリな反応をするなんて、俺は間違っていたのか…?
そんな気持ちになり、私に対して申し訳なく思うようになったのかもしれません。
同居のメリットは…あった!
夫に未確認なのですが、これで心の変化の説明がつくので正解なのだと思います。
そんな彼が妻に示せる気遣いや愛情表現として
「家事をする」
ことにつながったのだと思います。
そして、掃除などに関しては家が新築になったことで、きれいに保ちたいという気持ちが生まれたのかもしれません。
わが家の場合は、ささやかながら、このような同居のメリットがありました。
間取りに関しては後悔しています。そのときの記事はこちら
同居3年目の現在は?
夫は、同居をはじめてすぐの頃から、私がキッチンに立つ時には、手助けをしてくれるようになっていました。
しかし、あくまでも指示待ちの新入社員状態なのでした。
それが同居3年経った今では
「あ、今日は4合だよね?お米洗っといたから!」
こんな風に、みずから進んで処理してくれるようになりました。
ドヤ顔が出るあたりが、まだまだだなと感じてしまいますが、ものすごい変化です。
わが家は、同居したことでこんな風に夫に変化がありました。
それは夫の家事スキルの上達という想定外のうれしい変化でした。
周囲の方たちの助言や、辛らつな感想をいただいたことで、変化した夫の家庭への意識は同居3年目の現在も続いています。
わが家の場合の同居のメリットはこのひとつだけ!あとは全部デメリットです!
だからこの大切な芽を大事に育てたいと思います(笑)
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